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Raleigh CR-Aでブルベに出たり、GIANT XTC SLRで雪山を走ったり。「ゆるポタで行こう」はすべて詐欺です!

【タイガーエアで】2025台湾自転車旅2日目【日月潭へ】

初日は移動日だったので、この2日目から自転車旅が始まります。
おおまかな日程は、2日目は100km走って日月潭に行き、3日目は下りなので遠回りをして170kmほど走って台中に戻り、最終日の4日目は台中市内をサイクリングするという予定。
 
日月潭は標高749mにあって結構登らされるため、早朝5時に起きて出発です。
こんな早い時間だと朝食はコンビニ飯になりがちなのですが、台中には朝市がある! ということで第二市場にあるルーローハンの有名店、山河魯肉飯に行ってみました。

まだ5時半なのでお客さんは自分の他にはお弁当を買いに来ていた常連さんだけ。
魯肉飯のほかに、さすがに夜明け直後は少し肌寒かったので苦瓜排骨湯も注文しました。

魯肉飯というとそぼろみたいに細かく刻んだお肉が乗っているものというイメージがありますが、台湾中南部では角煮が乗っている方が魯肉飯、そぼろが乗っているのを肉燥飯といいます。
台北では角煮の方は炕肉飯、そぼろが魯肉飯ですね。

角煮はでかいし、箸で切り分けられるくらい柔らかく、それでいて80元なのが嬉しい。
昼間に来ると大行列になっているというのもわかる美味しさ。
ゴーヤのスープはさっぱりとしていてこってりとした魯肉飯とよく合います。

草屯

おなかもいっぱいになったところでいよいよスタート。
台中市内を南に突っ切っていくのですが、ルート設定を誤っていたため自動車専用道を通らされそうになって焦りました。
幸い、下道があったのでさほど苦労せず走ることができたんですが、風景的にはずっと高架下なので味気ないという。

都心部を抜けたところにセブンイレブンがあったので一休み。
快晴の予報だったけど雨がぱらついたりして、それでも気温が高いので気になるほどではない感じです。
 
ここからすぐに草屯の中心街に入り、朝市の中を突っ切るコースになりました。

朝ごはんを食べたばかりだけど葱油餅を見てしまったら買うしかないですよね。
とりあえずジャージのポケットに突っ込んでさらに先へと進みます。
 
さらに一時間ほど進んだあたりの国姓という街で(鄭成功となにか関係があるのかしらん)で萊爾富(Hi-Life。台湾3大コンビニの一つ)を見かけたのでドリンク休憩。

八角たっぷりの葱油餅と黒松コーラの組み合わせがたまらん!!!

そしてコンビニの前では台湾犬がウロウロしています。
台湾南部なので放し飼いなのか野良犬なのかわからない犬が多くてちょっと怖いですね。
でかいし結構な勢いで突っ込んでくるし。
特に野良犬は狂犬病の危険があるので、田舎を走るときは注意が必要です。

こっちは飼い犬で、飼い主のおじさんは当然リードなんかつけないし離れたところでタバコを吸ってました。
狂犬病のワクチンは噛まれてからでも有効とはいうけどねえ……。
 

日月潭

さらに一時間ほど進んで、日月潭に到着!

標高は高いものの、ずっと幹線道路を走ってくるのでまったりな登りで意外と楽でしたね(と思っていたのだ。この時までは)。
 
このあたりの高地では茶葉も有名で、近くに日月老茶廠があったので立ち寄ってみることにします。

日本統治時代に茶葉の生産が始まったものの、戦後はインドやスリランカ産に押されて生産が低迷、しかしその後は品種改良を重ね、無添加無農薬にこだわった高級茶葉の生産にシフトして再び盛り上がりを見せているとのこと。
この工場は1969年に建てられたもので、ドラマのロケ地にもなっているそうです。

(配信があるので今度見てみよう)
 
おみやげ用にティーバッグを買ってみたんですが、売店ではお茶のアイスと水出し紅茶も売られていたので、早速試してみました。

台茶8号、昔ながらのアッサムティーを選んでみたんですが、甘みがしっかりしていて香りは爽やかで美味しいですねえ。
新品種の台茶18号、紅玉で有名なので、両方とも買ってみるのがおすすめです。
 
ヒルクライムの疲れをアイスで癒やして、ここからは日月潭一周サイクリングです。

湖沿いにサイクリングロードがあるという話だったんですが、狭い木橋なので走りにくいし、距離も全然短い!
工事中の区間も長く、走り始めた次の瞬間には車道に戻されてしまいました(汗

湖沿いに走ろうと時計回りに進んだんですが、メジャーな観光地だけあってバスやトラックの運行が多く、そしてとんでもないアップダウンなので相当ハードです。
観光船が泊まるような集落以外は湖よりもだいぶ外側の山の中を走らされるので眺めもそんなに良くないというのも難点。

文武廟で関羽を見たくらいで、あとはひたすらに漕いで漕いで湖の反対側にある伊達邵集落を目指します。
 

哖記紅茶甕缸鶏

日月潭に来た理由、それは紅茶甕缸雞という料理を食べたかったからでした。

日月潭名物の紅茶とスパイスで鶏一羽をまるごと漬け込み、それを釜に入れてライチの枝で焼き上げるというワイルド料理。
たしかNetflixかAmazonプライムでBBCの番組を見たんじゃなかったかなあ。
その時から次に台湾に行ったら絶対これを食べる! と決めていたのでした。

懸念材料はといえば、ひとりで丸一羽食べなければならないことですが、わんこそばを100杯食べられる胃袋を持っているのでまあ問題ないでしょうw

注文したのは紅茶甕缸雞(650TWD)とたけのこのスープ(Sサイズ150TWD)、鶏油拌飯(30TWD)。

店の人から「鶏食べるのに鶏油飯を食べるのか!?」と聞かれた気がしました(今思うと確かにやりすぎ)。
あと「ハサミで切るか?」と聞かれたのでそこは「シーシー、ハオダハオダ」と答えておきます。
自分のあとで3人組のお客さんがやってきたんですが、両手にビニール袋をはめて、手でもいで取り分けていくのが正しいスタイルのようです。
 
すでに焼き上がっているものなので、注文して5分くらいでやってきました。

脂分に負けそうだったので、ちょうど冷蔵庫に入っていた日月潭紅茶の冷泡茶もゲット。
ボリュームが凄かったんですが、とにかく柔らかくてジューシーなのでもりもりと食べられます。
漬け込んで釜で焼いているから、余計な油が落ちて肉の水分が残って食べやすいのかも。

鶏油拌飯も美味しいけど、紅茶鶏の調味料として鶏油がついてくるくらいだったからやはり普通の白米が正解w
あと、写真には写ってないけどたけのこのスープが、Sサイズにも関わらずラーメンどんぶり一杯くらいの量だったのでこれには参りました。
具材は全部食べたけど、汁はさすがにのこしていきましたとさ。
まあ、3人で食べるのが普通の量だしねえ。
 
さすがにおなかいっぱいになりすぎたので、商店街を抜けて湖畔で食休み。

まだ13時なのでだいぶ時間に余裕があったのでのんびりです。
 
遊覧船に乗るのも良さそうなんですが、ご覧の通り曇っていてあんまり映えないのと、一周乗っているのも飽きそうだな、と。
日月潭には九族文化村というテーマパークがあり、もともと台湾に住んでいた16部族(!?)の先住民の生活スタイルを学んだり、絶叫マシーンに乗ったりできるとのこと。
でも日本語の説明書きがないとわからないし、そんなに先住民に興味があるわけじゃないし(地元のだけで十分)、ロープウェイだけなら乗ってみたかったけど曇りだしなあ。
 
というわけでもう一度自転車にまたがり、どうせ日月潭は一周33kmしかないのだし、これからぐるっと一周してみようぜ! というところに落ち着きました。
 
しかし日月潭の西側はさきほど通ってきた東側にも増して激しいアップダウンがあってそうとうしんどい。
途中にある玄奘寺に寄っておみくじを引いてみたり、

www.youtube.com
結果は中吉?

Googleレンズで翻訳すると、

魚沈燕杳天涯路, 始信人間別離苦。
(魚は沈み、燕は姿を消し、天涯の道。初めて知る人間の別れの苦しみ。)

とのこと。
幸福指数は低いけれど他はまあまあかな……。
 
途中にある慈恩塔に行こうと思ったら山道を1kmも徒歩で登らされた挙げ句、

さらに塔の頂上まで歩いて登れるとのことですが、ここはさすがにDNF。

歩きすぎて疲れたので、このさきの日月潭玄光寺までで引き返すことにしました。
なので結局のところ、日月潭は半分くらいしか走ってないのかな。
まあ、湖の周りの道はだいたいとんでもないアップダウンであることがわかったので、無理して走る必要もないでしょう。
 
途中で見かけたMERIDA騎士の看板w

サイクリストは中国語で自行车手とか、骑自行车的人みたいな言い方をすると思うので、台湾の慣用句なんでしょうね。
 

OWL Hostel 猫頭鷹旅店

猫みたいな頭をした鷹=フクロウなのか……。
www.owlhostel.com
こちらは典型的なドミトリースタイルの宿で、1階にキッチンと共有スペースの食堂があり、各フロアにカプセルホテルスタイルの2段ベッドとシャワー、トイレがあるタイプ。
日本のカプセルホテルと違って個室の扉はカードキーで施錠できるので安心でした。
 
自転車の旅行者も多いようで、快く食堂の片隅に置かせてもらいました。

 
というわけでまずは命の洗濯。
ランドリーは屋上階にあって、洗濯機が50元、乾燥機が30元でした。

小銭がなかったのでフロントのお姉さんに両替してもらって、その隙に街へと繰り出します。

観光地らしく夜市的な賑わいを見せています。
ここでは原住民風の料理が食べられるお店もあるんですが、結構なお値段がするので普通に魯肉麺と、

小湯包を注文。

下手に小籠包を頼むと肉まん見たいのが出てくる(蒸篭で蒸した包なので間違いではない)ことがあるので、湯包があったらこっちを頼んだほうがジューシーです。
 
ちなみに小湯包を頼んだら店の人から
「なんとかかんとかテミニオケ?」
と聞かれて、意味が分からず聞き返すと
「シーフェンジョン(十分钟)」
と言い直したので、蒸しあがるまで10分かかるのだと理解できました。
こちらが外国人だとわかると英語で話しかけてくれる親切なお店の方も多いんですが、個人的にはそのまま中国語で話してもらった方が楽だというw

帰りにファミマでビールを買って、洗濯物を乾燥機にかけながら屋上で優雅に晩酌タイム。

台湾の11月は、夜中だとTシャツ一枚で少し肌寒いくらいの快適さで最高でしたねえ。
3月の台湾は日本の真夏みたいな感じでそれはそれで良かったんですが、実はベストシーズンは11月なのかも。
来年の11月あたり親を連れて台北旅行とか良さそうだなあ(それは自転車ナシで)。
 
そんな感じで、日月潭周辺のアップダウンでコテンパンにやられたものの、走行距離を抑えたおかげでのんびり観光できた1日でした。
翌日はこの倍の距離を走って一気に海まで!
そこで出会った風景のことは、たぶん一生忘れないだろうなあ……。