PikaCycling

Raleigh CR-Aでブルベに出たり、GIANT XTC SLRで雪山を走ったり。「ゆるポタで行こう」はすべて詐欺です!

四国一周自転車旅行まとめ

今年もロードバイクアドベントカレンダーの季節がやってまいりました!
adventar.org
去年は『自転車王国 台湾一周(環島)のススメ』という記事を書きました。
pikacycling.hateblo.jp
台湾に行ったなら次は四国だ! ということで今年の3月に四国に行ってきたので、今回は四国一周自転車旅行のまとめ記事をお送りしたいと思います。
 

四国一周はいいぞ

しまなみ海道に行ったときに四国にちょびっとだけ触れたんですが、本格的に上陸するのは初めて。
全く知らない土地を走るので事前の下調べも難しくて大変なところもあったんですが、走り終わってみると楽しいことばかりの自転車旅になりました。
良かったところはいろいろあるんですが、とりあえず3つに絞っていくと、まずひとつめはスケール感です。
 

距離感がちょうどいい

一周1000kmという島の大きさは、自転車旅で回るのにちょうどいい距離感でした。

JourneyMap
1000kmというのは一週間かけてのんびりと走り、その土地の雰囲気を味わうのにぴったりだと思います。
社会人をやっていると、最大で休めても前後の土日を含めて9日間がわりとMAXじゃないですか。
なので、往復の行程を含めずに一週間で回れる距離感というのは結構重要です。
 
これが九州になると1,500kmになるので一度で完走するにはちょっと厳しいし、沖縄本島の600kmだとちょっと短すぎる。
「うおー! 旅をしたぜ!!!」
という充実感を味わうのには必要十分な距離だと思います。

ちゃんと4つの国がある

そして1000km走って飽きないのは、四国というだけあってそれぞれの県ごとに文化圏が分かれているのを肌で感じることができるところでした。
体感的には北愛媛、南愛媛、香川、徳島、東高知、中高知、西高知の7種類。
県ごとというか、接する海ごとといったほうがいいかも。
それを日ごとに味わいながら走れるので、毎日が違った旅のようでした。
 
さらに嬉しいのは文化圏が違うとそれぞれ美味しい食べ物も違ってくるというところ。
うどんにしてもラーメンにしても海産物にしても、各地で特色があるのでグルメを楽しむにももってこい。
台湾も台北、台中、高雄、池上、花蓮と各地で別々の味を楽しめて台湾料理の奥深さを体感したんですが、それと通ずるところがありました。
 

とにかく走りやすい

そして最もオススメなポイントは、とにかくロードバイクで走りやすいということ。
四国は都会過ぎず、かといって田舎過ぎず、交通量はそれほど多くないうえに適度に街があるので、補給をするにも宿を取るにも自由度が高くて助かりました。
北海道だと走りやすさは随一でも、泊まるところそのものがなかったりしますからね……。

さらに海岸線を走れば標高差もそれほど大きくなく、走行距離1000kmに対して獲得標高は5000m程度なのでほとんど平坦。
海沿いを時計回りで走れば美しい海岸線を眺めながらの旅になるので、飽きることがありませんでした。
海も良ければ四万十川沿いの山の中の自然の最高だったし、自転車の速度感で風景を愛でながら走るにはもってこいの土地です。
次に行くときは海岸線だけじゃなくて内陸部も楽しみたいなあ。
 

どうやって四国に行くか

そんな感じで四国の魅力をお伝えしたところで、次は実践編ということでどうやって離島である四国へ行くか、ということになります。
瀬戸内海沿いに住んでいたら全然問題ないんでしょうけど、北海道とか、いや関東あたりからだってかなりのテラ・インコグニタですからね。
 

オレンジフェリーを使う

一番のオススメは、大阪南港からオレンジフェリーを使うことです。
www.orange-ferry.co.jp
以前にしまなみ海道に行ったときは伊丹空港→大阪南港からオレンジフェリーという手順で利用しました。
pikacycling.hateblo.jp
大阪市内は意外と自転車で走りやすくて楽しいし、ついでに大阪観光もオマケについてくるので、大阪まで新幹線で行ってフェリーで乗り換えというのもいいと思います。
 
これがいいのは、移動しながら一泊しつつ、早朝に四国をスタートできること。
というのも、普通に飛行機で四国に到着しても午後だったり輪行解除だったりいろいろと準備がいるので、実際に走る出すのが翌日からになるので、結局前泊が必要になるんですね。
ところがオレンジフェリーの場合は一泊分を移動費と組み合わせることができてお得だし、自転車を分解せずに客室に持ち込めるので、翌朝6時からそのまま乗り出せてしまうのでめちゃくちゃ楽。
さらには船内で四国のグルメを楽しんだり、ほかのサイクリストとの交流があったりして旅の充実度が上がるのでおススメです。
 

松山空港まで飛行機で行く

王道にして2番目のオススメは、松山空港を旅の起点にすること。
飛行機に乗せなければならないハードルはありますが、やはり四国一周の起点はである松山は外せないところ。

松山空港は市街地からほど近く、輪行解除してそのまま道後温泉に行ったりできるのもポイント。
四国入りして初日はどうせ走り出せないので、夜に観光しちゃうと無駄がなくていいですよね。
自分は1日目が雨だったので日程をずらして観音寺スタート&ゴールになっちゃったんですが、「ここでゴール!」という目標がないとなんとなくしまらない感じになりますよね。

(観音寺は和同開珎の砂絵があったのでセーフ)
フェリーで行けば東予港に着くと盛り上がるので互角の勝負だと思います。
 

淡路島経由で自走で行く

なんと2027年をめどに、淡路島から徳島までの鳴門海峡の下に、自転車専用道路を作る計画があるとのこと。
awajikanko.com
これを使えば伊丹空港~神戸、フェリーで淡路島に渡って四国へ。
その後しまなみ海道まで西進して、帰りは松山から空路で帰るというパターンも楽しそうです。
 

四国一周のルート

サイクリング四国のHPにモデルコースが掲載されているんですが、距離を1日100km程度にしているのでなかなか使いにくいところがあったりします。
cycling-island-shikoku.com
特に宍喰、土佐久礼、大月あたりはあんまり都会じゃないから宿を探すのが大変なんじゃないかなあ。
 
どちらかというとジャイアントの四国一周ツアーの方が、サイクリスト的距離感で考えられている気がします。
www.giant-bicycles.com
だけど四万十川を通らなかったり、宇和島や鳴門大橋をパスするあたりが謎すぎる……。
 
自分は7日間で回れるよう、1日あたり200km未満で、なるべく大都市や観光地で泊まるように調整していたので、ブルベを走る人だったらわりといい感じのルートだったんじゃないかな、と思いますが、実際に走ってみるとここはこうすればよかったなどの反省点も出てきたので、1日ごとに振り返ってみます。
 

1日目 松山~観音寺 150km

初日はまったり観音寺まで。

松山を出て「SHIMANAMI」の看板を通過するのがハイライト。

ですが、今治を越えて新居浜から四国中央市までの間があんまり面白くないんですよねえ。
この辺りでいい感じの観光スポットを探し出せたら勝ち確だと思います。
ゴールの観音寺はわりと都会で宿も多いし(観音寺グランドホテルは客室に自転車を入れられるのでオススメ!)、銭形砂絵は必見レベルでテンション上がるので一泊目にオススメです。
 

2日目 観音寺~徳島 150km

1日目に比べて海沿いを走るので景色も良く、「四国に来たぞ」感が味わえるコースでした。

ジャイアントルートでは吉野川を下っているようですが、やはり鳴門海峡大橋は外せないと思います。

2027年にはここを自転車で通れるようになるのか……。
 

3日目 徳島~室戸岬 130km

徳島は大都会過ぎて走りにくかったりするんですが、ここから四国一周の醍醐味ともいえる太平洋沿岸に入っていきます。

とにかく眺めはいいし車通りは少ないしサイコーなんですが、絶対寄っておきたいのがむろと廃校水族館。

ここでブリくじを引かないのはモグリでしょ!
 

4日目 室戸岬~高知 100km

室戸岬に泊まるもう一つの理由が、4日目の距離を短くして高知を満喫しようという考え。

ここでの誤算は、桂浜が微妙に行きにくかったこと&それほど撮れ高が無かったこと。
ここまで嫌になるほど浜を見てきているので、ここは内陸に入って海洋堂SpaceFactoryなんこくに行けばよかったと思っています。
ひろめ市場はめちゃくちゃ楽しいし、おみやげも豊富なのでここでバンバン買って地方発送してしまうのがオススメです。

(はりまや橋は写真に写しやすいのでオススメ)
 

5日目 高知~四万十中村 160km

四万十川を見るために四国に来たといっても過言ではないコース。

惜しむらくは、観光を楽しむにはちょっと距離が長すぎたところ。

大都会中村まで行かなくても、四万十川沿いにはいい感じの民宿が多いので、西土佐あたりで途中で泊まっておくべきでした。
 

6日目 四万十中村~宇和島 180km

ここが今回の旅一番の難所にして、反省ポイントが多いコース。

足摺岬がちょっとイマイチだったので、そこを削って150kmにすると余裕のある日程になります。

前日に四万十川の途中で泊まって、中村からまっすぐ宿毛に抜けて、愛南町、宇和島に向かうと120kmくらいになるので、より観光ができるので完璧かも。
 

7日目 宇和島~松山 100km

最終日なので短距離に抑えました。
四国最西端の佐田岬も興味があったんですが、往復80kmの行程はアップダウンが多いばかりで虚無だと聞いていたので、素直にスルーw

下灘駅をはじめとして地味に観光スポットも多く、最終日ということでこのぐらいの距離で終わるのが良さそう。

高知県の5・6日あたりを改善すればかなりいい感じのルートだと思います。
 

四国一周の装備について

ルートが決まったら、あとは持ち物ですね。
四国はそこそこの都会が適当に分散しているので、ランドリー有の宿を選んでいけるので相当難易度が低いです(荷物が少なくて済む)。
着替えはジャージ一着と、洗濯中に着る普通の服を一着ずつでOK。
 
海岸線ルートでも山の中を走ることが多く、特に西側ではトンネルがかなり多いので、夜中に走らなくてもライトは前後2灯あったほうがいいし、何なら反射ベストがあってもいいと思いました。

(トンネル前に貸し出し用の反射タスキがあるレベル)
 
ロングライドでマスト装備なDHバーは微妙かも……。
というのも海岸線は結構風が強いうえ、すぐ隣が山になっていると風が巻いてくるので結構危ないことがあるんですよ。
どちらにしても走行距離が1日200km未満では、そんなに必要性は感じないかな、と思いました。

まとめ

そんな感じで四国一周のルートとその改善点についてまとめてみました。
 
自分はしまなみ海道と今回の四国一周で2回四国に行っているんですが、まだまだ全然いけますね!
瀬戸内海一周だとかUFOラインだとかカルストだとか、まだまだ行ってみたい場所がたくさんあります。
四国、特に高知のあたりは自然の猛威がものすごくって、なんというか「南の北海道」って感じがしてかなりクセになりました。
魅力たっぷりの四国を、この記事を読んで走りたい気持ちになってくれたら嬉しいです。
 

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