PikaCycling

Raleigh CR-Aでブルベに出たり、GIANT XTC SLRで雪山を走ったり。「ゆるポタで行こう」はすべて詐欺です!

MTBのステム交換チャレンジウィーク

MTBで恵庭200のブルベを走ってみて思ったのは、普通に走れるけれどもうちょっと前傾姿勢が取れれば楽なんじゃないかな、ということでした。
どうしてもMTBはアップライトな姿勢になりがちなので、尻に体重がかかって痛くなるし、空気抵抗が大きいから平坦でスピードが出せないんですよね。

解決策は3つほど考えられます。

DHバーをつける

いまはバーエンドバーをグリップの内側に追加しているんですが、これだと肘が置けないので、ロードバイクにつけているようなDHバーをつけてしまうというのが手っ取り早そう。

ですが、MTBは主に通勤用なのであんまりゴツくしてしまうのもよろしくない。
あとは普通にDHバー自体結構高い(そして重い)ので、そんなにお金をかけてカスタマイズしてもなあ、という気持ちが大きいかも。
なるべくならもっと簡単に、お手軽に解決したいのです。
 

ハンドルバーを替える

二番目の方法は、ハンドルバーを替えてしまうこと。
いま使っているのは完全にフラットなので、異形ハンドルバーを試してみるという手があります。
ひとつは以前から気になっているコーナーバー。

ただこれはディスクブレーキの配線のやり直しからやらないとならないのでちょっとハードル高め。
 
地元のおしゃれ系ショップで見かけたのは、ベロオレンジのクレイジーハンドルバー。長めの突起がついていて、いまつけているバーエンドバーよりも長く、前に突き出しているのでいい感じに見えます。
しかし重量が532gとかなりに重いのが難点。
いまのフラットバーが340g(けっこうあるな)とバーエンドバーが110gなので、100gほど重量増になります。
まあ、誤差っちゃ誤差なんですけどね。
 

ステムを延ばす

そして一番簡単そうなのが、ステムを長いものに変えてしまうやり方。

自分のXTC SLRはSサイズなので、標準のステムの長さは60mm。
ロードバイクが100mmなのでだいぶ短めですね。
いまどきのMTBらしく、フォークの太さはOverDriveなので1 1/8インチ=28.6mmで、バークランプは31.8mmと、一般的なロードバイクのサイズと同じなので選択肢の幅が広いので楽そうでした。
 

ステム変更チャレンジ

そんなわけでショップに相談に行ったところ、貸し出し用のステムがあるから何種類か試してみていいよ、とありがたい申し出があったので、通勤の一週間でいろいろと試してみることにしました。

120mm

最初に試したのは、一番長い120mm。

確かに前傾姿勢はとれるけど、さすがにこれは遠すぎました。
ロードバイクでいうならずっと下ハンを握ってるくらいに遠く感じたので、速くは走れるかもしれないけど断念。
 

100mm

次に試したのは一番普通の100mm。

乗り出してみてびっくり!
あからさまに体にしっくりくるポジション。
ロードバイクでもこの長さだし、やはりこのぐらいの長さが慣れているのか……?
これをベースにあとは上下ひっくり返したり、スペーサーで調整すればだいぶ良くなるかも。
 

80mm

最後に一番短かった80mmを試してみます。

20mmしか長くなっていないから試さなくてもいいかなあ、とも思っていたんですが、やってみるとこれもなかなか悪くない。
特に、バーの端を握ってMTBスタイルで走るとしっくりきます。
 
総合的に判断すると、100mmだとロードバイク的に乗るにはちょうどよくて、MTB的に乗るには80mmが良さそう、ということになりました。
 

結局ハンドルも替えてしまうことに

あいだをとってステムを90mmにしてしまうというのも考えたのですが、いい機会なのでハンドルバーも替えてしまうことにしました。
MTBのハンドルバーはほんとうにただの棒のようなフラットバーもあれば、上にライズしているライザーバーもあって、さらにブーメランのように両サイドが手前に折れてくるバックスイープというのもあります。
なので、センターを持った時はちょっと遠く、端をもったときは体の方に近い、バックスイープがあるハンドルがいいんじゃないかな、と。
さらには今使っている740mmのバーは長すぎるので、これを普通のサイズの600mmにしてみようと思いました。

タイヤ径が29インチになって切り返しが大変なのでハンドルバーがどんどん長くなったという歴史もあるんですが、そんなに山奥のトレイルに入るわけじゃないし、グラベルイベントだってグラベルロード(ハンドル幅440mm)が走れるレベルなんだから、600mmもあれば必要十分でしょう。

良さそうだったのがKCMCのアルミハンドルバー。
バックスイープが8度で長さが600mmだから、曲がっている部分が200mmとしてタンジェント8度が0.14なので28mmくらい手前に来ている感じ?
中心部と端の差がステムの長さの違いと同じくらいなのでちょうどいい感じになりそうです。
 
一方でちょっと迷ったのがカーボンハンドルバー。RXL SLというカーボンパーツでよく見る中華メーカーですが、値段がKCMCのアルミと同じくらいなので思わずカートに入れてしまいました。
いや、ロードバイクで折っているからカーボンは危ないぞと、ちょっと冷静になってスペックを読み直すと、重量が130gとのこと。
いやいや、KCMCと40gしか変わらないじゃないか! ということで無難にアルミにしておきました(汗
 

ついでにグリップも交換

グリップはCHILLNOWAにハンドルバーを探しに行ったときに見つけたネバーエバーグリップにしてみました。
www.cog.inc
バーが短くなるのでグリップも短いのにしたかったのと、脱着がしやすい片側ロックにしたかったので。
 
ネバネバというだけあってもっちりとした触感のグリップが手にしっかりとくっついてきてなかなかいい感じです。
日本人の手の大きさに合わせたというショートグリップも、ハンドルを短くしたのでジャストフィット。
 
欠点はグリップに変な香料を練りこんであって微妙に臭いところ。
なんでこんな余計なことをするのか……。
早く揮発してくれることを願うばかりです。
 

換装した感想など

全部のアイテムが到着したところで、いよいよ換装作業に入ります。
ロードバイクと違ってバーテープの巻き巻き作業がない分手軽でいいですね。
 
しかし取り付けるものがいろいろとあるので、順番を忘れそうになります。
左側が一番内側にベル、次がサスペンションのロックアウトスイッチ(ヒルクライムレースの時に使用)、ブレーキ、バーエンドバー(エンドにつけないのがポイント)、グリップの順番。
右側は内側からライト(後付けできる)、シフター、ブレーキレバー、バーエンドバー、グリップという順番。
 
バーエンドバーが内側にあると、握ったままブレーキに指が届くので安全。
ほんとにバーエンドにつけちゃうと手を離さないと届きませんからね~。

近所を試走して、ブレーキとシフターに指が届きやすい角度に調整して換装完了!

にしても、シフターとブレーキレバーが別々だとだいぶごちゃつきますね。
ロードバイクのSTIレバーがうらやましい……。
 
ステムを延ばしてハンドルを短くした感想はというと、目論見通り腕を下した位置が自然になって走りやすくなりました。
体重が前にかかりやすくなったのと、バーが短くなったおかげでテコの原理が弱まり、ふらつきにくく直進安定性がぐっと増したのも良かったです。
ホイールベースが長いことも相まって、かなりロングライド向けな仕様になりましたね。
ただし、曲がろうと思うとかなりクイックに曲がるようになったので、これは慣れが必要だと思いました。
 
来期はチタンロードが納車されるまではMTBでブルベに出なければならないけれど、これなら300kmくらい走れそうなので一安心です。