PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

BRM513北海道300kmトトロ【前編】

念願のSuper Randonneur達成まで残すは300kmブルベだけ!
というわけで、札幌で開催されたトトロ300に参加してきました。
sappwind.sakura.ne.jp

スタート地点まで

仕事の方はまだバタついているけれど、とりあえず定時ダッシュで帰らせてもらって自転車を車載。
函館から札幌までの遠征は、必然的に自動車輪行になるので微妙に辛い。
(自動車で行けちゃうからなおめんどい)
とりあえず、行きは高速を使って体力を温存し、帰りは下道を通って休み休みでのんびり帰ってくる作戦を取った。

前泊はいつもどおり快活CLUBへ。
この日は鍵付きの部屋が取れたので使ってみたら、部屋の中で飲食ができないという謎ルールがあるとのことでびっくり。
風営法を避けるための小細工なんだろうけれど、仕方が無いので夕飯は近くのココスまで足を延ばすことにした。

地元に無いチェーン店なので名物っぽい包み焼きハンバーグを頼んでみたところ、かなりの熱々っぷりで嬉しい。

付け合わせにほうれん草とベーコンのバター炒めも頼んで野菜も摂取できるし、ファミレスは大変良い。
400kmと600kmのときも札幌で前泊することになるので、同じパターンで固定するかも。

部屋の中で飲食できない不便はあっても鍵付きの部屋は静粛性もそこそこ高くてバッチリ熟睡できたので良かった。
翌朝は4時くらいに目が覚めたのでシャワーを浴びて着替えてから出発してなか卯へ。

牛小鉢朝食に納豆をプラスすると、すき家に比べて値段は高いしオクラが抜けているしで踏んだり蹴ったり感がある。
素直にうどんでも食べておいた方が無難だったかもしれない。

時間調整して6時ピッタリくらいにスタート地点である丘珠ふれあいセンターに到着すると、すでに半分以上駐車場が埋まっていたのでやばかった。
ほぼほぼみんな札幌市民だから大丈夫だと高を括っていたけれど、今日は300kmでゴールが深夜になるから自動車で来る人が多いのだった。

とりあえず駐車をして、カーオーディオとiPhoneをつないでいたケーブルをモバイルバッテリーとつなぐために外して降りて、自転車を車から降ろしているわずか1分足らずの間にケーブルを紛失してしまった(泣
落としたのかどこかに挟まったのか、いくら探しても見当たらないのでやむなく宿泊時に使う用のめちゃくちゃ長いケーブルを使うことになったため、ライド中は常に背中から白いケーブルがはみ出している感じだった。

無くしたケーブルは端子がL字に曲がっていたから使いやすかったのになあ。

そっちに気を取られていたせいで挨拶もほとんどできず、かろうじて鉄夫さんと910さんに声をかけていただいたくらいでミーティングが開始。
去年も参加したけれど、通過チェックのクイズ問題が微妙に違っていて飽きさせない工夫が感じられた。
そのあとでトイレに行っている間に車検が始まっていて、速い早い人はどんどん先にスタートしてしまっていた。
追い越すのは神経を使うのでなるたけ先に出たかったんだけど、尿意ばかりは仕方がない。

通過チェックA

そんな感じでスタートを切ってみると、去年と同様に南風が吹いているおかげで非常に好調。
特に頑張るでもなく漕いでもびゅんびゅんとスピードが出るので楽しすぎる。
平地をぶっ飛ばしていると当別ダムの登り口で鉄夫さんの後ろ姿を見かけたけれど、さすがに坂では追いつけないので写真撮影タイム。

ここからしばらくアップダウンの区間が続くのだけど、やはり自分は他の人とペースが違いすぎるのがよく分かった。
上りでモタモタしていると後ろの人に追い越されてしまうのだけど、下りに入るとペダルを回さなくても前の人に追いついてしまう。
総重量が重いせいで下り坂では速くなってしまうんだろうなあ。
わざわざブレーキをかけるのも癪なので追い越すしかないんだけど、かといってまた登りでもたもたしていたら相手に面倒をかけるので頑張るしかないので、微妙にしんどい。

だけどまあ、頑張ったおかげで最初の通過チェックでは鉄夫さんに追いつくことができた。
「ここで会うのが最後ですかね~」
「いや、今日はのんびり走ってるから次のPCで追いつくんじゃない?」
みたいな会話をして見送った後で通過チェックの答えを撮影していると、後続の人が追いついてきた。
雑談の中で、
「そういや、クイズチェックの問題って毎年変わるんですね」
と聞いてみたら
「いや、同じだったらショートカットできちゃうっしょ」
と言われたんだけどそーゆーものなのか?
最悪PCすら無くってもコース通り走るのがランドヌールってやつだと思うのだけどなあ。
というか、そんなことをしたらStravaに走行ログを上げられないじゃないかw

PC1

トトロ300の最初の難関はPC1までの距離が微妙に長いところで、100kmあるうえにその間コンビニもないので補給が大事になってくる。
いつもはスポーツ羊羹なんだけどだいぶ飽きてきたので、今回はCOMPを食べてみることにした。

完全栄養食品のグミということでライド中に失われがちな電解質とかミネラルを補給する狙いがあったんだけど、そーゆーのを抜きにして普通に美味い。
噛んでると気がまぎれるし、甘さと酸味とケミカルさが絶妙であっという間に完食してしまった。

PC1まではほぼ平坦なので調子よく回していると、後ろからめちゃくちゃ速いなにか小さいものがぶち抜いて行った。
あれはもしや、リカンベント!?
走っているところは見たことはあるけれど、こうやって一緒に自転車で同じ道を走るのは初めてだったので、その速さには仰天してしまった。
平地の巡航速度は空気抵抗で頭打ちになるとは知識では知っていても、実際に目の当たりにすると凄い。
登りは苦手と聞いたことがあるけれどトトロはほぼほぼ平坦だし、自分よりも(たぶん)めちゃくちゃ速くゴールしていたのでちょっとうらやましくなった。

そんな感じでPC1に到着すると鉄夫さんが鉄火巻かなにかを食べていて、美味しそうだと思ったけれど真似っこするのも悪いのでトルティーヤにしておいた。
最近とみに、ライド中にビタミン取っておくのは大事だなと思っている。
エネルギーとなるのは炭水化物だけど、野菜類を食べるようにするとなんとなく体に不調が出にくい気がする。

もりもりと食べているとAJ北海道のスタッフさんから隠し撮りチックに写真を撮られてしまった。

普通に声かけてくれたらいいのに(自然な感じで~、とか)、随分とシャイな人である。

通過チェックB

スタートしてすぐにうしろから
「ナビの調子が悪いんで、後ろついてっていいですか」
と声をかけられた。
後ろにいられても特に気にしないので、
「いいですよ~」
と快諾するもここから先がめちゃくちゃな平坦区間
最初こそ(ちゃんとついてきてるかな~)と後ろを気にしつつ走ってたんだけど、力を抑えて走るのは非常にしんどい。
そのうちめんどくさくなって普通に走っていたらいつの間にか姿が見えなくなってしまって、悪いことをしたかな、と少し罪悪感をおぼえた。
でもまあ、ついてこられるならついてくればいいけれど、相手に自分のペースを合わせる義理までは無いしなあ。

そのうちに通過チェックBに到着。

バス停の写真を撮った後でTwitterに載せる用の写真を撮るべく明日萌駅の方に行くと、おりしも一眼レフを抱えた旅行客がやってきた。
間に入るのも悪いしなあ、と様子をうかがっているとレンズやらなにやら調整し始めたので、
「ちょっと一瞬で終わりますので!」
と声をかけて乱入した。

いい感じに映えそうな写真になったので立ち去ろうとすると
「どこから来たの?」
と声をかけられたので
「札幌からきて、今日は300キロ走ってまた戻るんですよ~」
と答えたら
「へー、すごいね!」
と普通に驚かれたので良かった。
(バイク乗りの人は『おれは400キロ走って帰るけどな!』とか普通に言う)
たしかに札幌から沼田町まで北上して、旭川をかすめて芦別を通って帰るとか冷静に考えなくても頭がおかしいと思う。

というわけで前編はここまで。
楽しいブルベはここまでで、あとは風と上り坂と寒さに耐える苦行が始まるのだったw