600kmブルベを走った後遺症で左手の小指のしびれがややしばらく抜けず、アコギのGコードを抑えられなくなってしまったため本格的な対策を検討していた。
最初に見つけたのが、ボントレガーのISO ZONE。
www.trekbikes.com
これはTREKのDomaneに採用されているハンドルバーで、振動を20%抑える働きがあるというので胸がときめいた。
だけど実際のところこいつのウリはバーの上についている振動吸収材らしく、太めのバーテープを巻いてしまうと効果をほとんど感じられないという評判も聞いた。
それだったらいまもすでにフィジークのゲルを巻いているので大差ない気もしたし、わざわざアルミからアルミのハンドルに買い替えるのも芸がない。
どうせなら素材的に振動吸収性に優れているカーボンのハンドルがないかにゃ~、とインターネットを検索していたら海外通販大手WiggleのプライベートブランドであるPrimeから出ている、Prime Primavera X-light カーボンハンドルバーがめちゃくちゃいいらしい。
www.wiggle.jp
まず値段が安い。
なんとほぼ1万円ぽっきり。ほとんどタダみたいなもんである(タダではない)。
そして重量が軽い。
なんとたったの169g。
ラレーちゃんの完成車についていたハンドルと比べると200gも軽い。ほとんど無いも同然である。
前述のISOZONEも320gくらいあるからほぼ半分である。
なんといってもカーボンのしなりが振動を吸収してロングライドに最適というのだから最高だった。
その代わりスプリントレースなど極端にパワーがかかるライドには不向きという話だったが、これはもう完全に他人事である。
そんなわけで4回目ワクチンの方はノババックスにしたので発熱とかは全然なかったんだけど、代わりにハンドルバーが生えてきてしまった。
(今後も色々と生えてくる予定)
取り付けは簡単。
バーテープとSTIレバーを外して交換して、もう一度それらを取り付けるだけ。
バーテープはGORIXを使っている。
こいつは裏面の中央に細く両面テープがあって、何度もつけ外ししているうちにだいぶ粘着力も無くなってきたんだけど、実際あまり関係なくズレるのでいっそテープなしでもいいかもしれない。バーエンドテープがしょぼいという評判も聞くけれど、自分は自己融着テープを使っているのであんまり関係がなかったりする。このほうが糊を使わない分、雨に濡れてもベタベタしないし外した時にも綺麗なのが良い。
カーボンハンドルなのでステムに取り付けするときはトルク管理が重要となるのだが、ロードバイク乗りなら必ず持っているアイテムがこちら。
一家に一台トルクレンチがあると捗る。アルミだった時みたいに力一杯閉めるわけにいかないので、専用の滑り止めも必要となる。
1ヶ月くらいZWIFTしてるけどズレる気配がないのでなかなかだった。
カーボン模様がめちゃくちゃかっこいい。
とりあえず2月に開催される追い風400に持っていってみて、効果のほどを実感してみたい。