←クリックされるとやる気が出ます！最近は日常の移動情報をマネタイズするのが流行っているらしく、アプリを起動させたまま歩いたり車に乗ったりしているだけでポイントが貯まる系のものが増えてきた。
タダでお金がもらえるというような甘い話が転がっているわけもなく、もらえるポイントも微々たるものではあるんだけど、ANAが出しているANA pocketというアプリは航空券の支払いに使えるSKYポイントがもらえるというので、最近使っている。
もらえるポイントの倍率は移動手段によって違っており、自動車とか電車だとあまりもらえない。
しかしこれが我らがロードバイクだとガツンと跳ね上がるのがうれしいところ。
さすがエコロジーの権化、SDGsの守護神である自転車様だ。
自転車で１５０キロ走るのは余裕だけど、１５０×２０＝３０００ポイントを徒歩で稼ごうと思ったら６０キロも歩く必要がある。
逆に自動車の場合は５００キロも移動しなければならないわけで、自転車のコスパの良さが光っているのがよくわかる。
で、早速使っているのだけど、ロードバイクであまり頑張って走りすぎると自動車判定されてしまうのが憎らしくもありちょっと嬉しかったり。
これはこの前函館市内をポタリングした時の記録なんだけど、Insta360go2で動画を撮りながらのスピードでも自動車だと思われてしまって、判定の荒さにガッカリ。
なんで途中まで自転車に乗ってるのにワンポイントで自動車に乗り換えるんだ。
いちおう後から修正依頼すると、反映されたりされなかったりする。
肝心のSKYポイントは
たまったポイントはガチャに使用でき、クーポンかSKYコインのどちらか好きな方を選ぶことができる。
ポイントは１か月で消えてしまうため、まめにガチャを引いていかないと移動するだけ損になってしまうので気を付けたいところ。
というわけでまずは、航空券を買うときに１コイン１円単位で使用できるというSKYコインガチャを引いてみた。
これまで１万ポイントを貯めて、２０回分引いてみた結果は……？
まさかの、１９コイン×２回＝３８コイン（３８円）
これでどんなチケットを買えというのか……。
チャレンジした人のブログを読むと10回で10コインしかもらえなかった人もいたので、これでも運がいい方らしい。
皮算用してみると、これからロードバイクシーズンだから月に1,000キロ乗るとして２万ポイント。
そのほか通勤などで１万ポイント貯まるとすれば合計３万ポイントだとして、毎月50円くらいもらえそうだという予想になる。
SKYコインの有効期限は１年しかないので、600円でチケットを買えという話だ（泣
マイルをSKYコインに交換して充当するという手もあるのだけど、これはこれで辛い話になる。
マイルで函館東京間の往復チケットを交換しようとすると15,000マイル必要で、同じチケットを現金で買うと31,600円になるため、１マイル＝約２円換算となる。
ところがマイルをSKYコインに変換する場合、10,000マイルで1.2倍、40,000マイルでようやく1.5倍にしか変換できないので、どう考えてもSKYコインの方が圧倒的不利だという結論になってしまうのだ。
マイルガチャもしょぼい
いちおう、SKYコインなどという謎ポイントなんかに変換せず、直接マイルにしてしまう「マイルガチャ」というのも用意されている。
しかしこれを引くためには月額550円払ってプロ会員にならなければならないという罠があった。
しかも、実際にプロ会員になった人たちの経験談によると、5,000ポイントで３０マイルもらうのがせいぜいらしい。
ということは、月に３万ポイントで１８０マイル＝３６０円なので、よっぽど運が良くないと赤字になってしまう運命なのだった。
ポイントの有効期限が１か月しかないので、1年間貯めてから有料会員になって一気に引く、という手段も封じられているのがあくどいところ。
唯一の救いはクーポンガチャか。
SKYコインはゴミ、マイルガチャは赤字となると、救いはクーポンガチャしかない。
試しに引いてみたところ、こんな結果になった。
往復航空券が当たるチャンスは嬉しいけれど、まず当たらないんだよなあ……。
A-Styleの2,500円クーポンはちょっと嬉しいかな、と思ったら、25,000円以上使わなければならないというのでひどい。
仕事が忙しい時の夕飯用に、機内食を買っておくと面白いかもしれない。
NISHIKIYA KICHENは無印カレーのOEM先らしいので、2割引なら買ってもいいかも。
とりあえずファミマのお茶が無料でゲットできたのはよかった。
完全に無駄になるSKYコイン38円分よりも、確実に100円分として使えるしね。
そんなわけで、移動するだけでウハウハ儲かるようなアプリではないけれど、クーポンはそこそこ使えないこともないかな、というレベルだった。
いつの日か往復航空券が当たることを夢見つつ、あんまり期待せずに使っていこうと思っている。
