この前チェーン交換してみて以外に楽勝だったので、続いてワイヤー系の交換にチャレンジしてみることにした。
ここでロードバイクのメンテナンスについていちばん大事なことを言います。
それは、
「シマノのHPで説明書を見ろ!」
ということ。
ネットにはやり方の解説やら動画やらが溢れているけど、型番が違えばやり方も違うし、同じ商品の古いモデルだったり、やってる人の癖が出ていたりで実は全然参考にならなかったりする。
なので、まず最初にシマノのHPに行ってディーラー向けマニュアルをダウンロードして、全部読んでから挑戦するのが絶対確実。
bike.shimano.com
マジで。
ユーチューバーとかSNSとかブログとか書いている素人よりも、1000%信用できるのが製造元なので、
まず、説明書を読め!!!
と言いたい(過去の自分に)
というわけでここからは本文でもあり余談でもあるわけなんだけど、いろいろ苦労した体験談として読んでいただけたらと思う。
今回の作業
今回の作業は大きく3つ。
- バーテープの交換
- ブレーキケーブルの交換
- シフトケーブルの交換
バーテープを剥がさなくてもケーブルの交換はできるんだけど、もうボロボロになってきているのでついでに挑戦してみることにした。
必要な道具
バーテープ交換
ブルベで走ることを想定して、クッション性が強いスポンジタイプのものを選んだ。
裏側に両面テープがなく前後で止めてただ巻きつけるだけのタイプだけど、意外と緩まずしっかり巻き付いているので良かった。色はあえて白。
汚れるのは分かっているけどどうせ来年交換するし、サドルの色も白だし。
来年サドルを変えようと思っているので、その際には色を合わせようと思っている。
ついでに、長時間ライドに向けてさらにバージェルを購入。
ハンドルが太くなることを気にしない人向けではあるけれど、耐衝撃性能はかなり高くなった。ハンドルにワイヤーを固定するために自己融着テープも購入。
テープ同士が粘着するため糊を使わず経年劣化してもベトベトにならないので大変便利。バーテープの端部処理にもこれを使用した。
あとは両面テープがあると便利。
キャップ側のバーテープを固定するのにも使うし、なんだかんだで8の字巻きより隠しテープ使ったほうが超楽だし。
ブレーキワイヤー交換
ワイヤーは上から2番めのスペックであるシルテックコーティングのセットを購入。
一番安いSUSとの価格差はほぼないので、こっちにするのが無難だと思われ。
色はやはりあえて白w
あとついでにワイヤーカッターも購入。
故・ニパ子モデルがまだ在庫していたので哀悼の意を表して。
シフトケーブル交換
シフトケーブルもブレーキと同様に上から2番めのオプティスリックのセット購入。
一番安いSUSとは500円くらい差があるので、いちど使い比べてみたい。さらに絶対あったほうがいいアイテムがインナーワイヤープライマー!
次回紹介するけれど、死ぬほど引っ張ってもゆるゆるだったインナーワイヤーがこれひとつでばっちり決まるようになった。
ブレーキケーブルの交換にチャレンジ
というわけで、早速作業に取り掛かっていく。
まずは古いバーテープをビリビリとはがし、ハンドルバーを素の状態に。
ブレーキケーブルの交換は全然難しいところはなく、古いのを外して、張り直すだけ。
アウターケーブルは先に長さを揃える必要があるのだけど、自分のには補助ブレーキがついていてアウターが分割されているため、ややめんどくさかった。
そういえば、分解してみて分かった補助ブレーキの仕組みがちょっとおもしろかった。
1本のケーブルの間にふたつのブレーキレバーがあって、どうやってケーブルを引っ張っているのか疑問だった。
(ケーブルを解いて2本にしているのか? などと思っていた)
仕組みは実際のところ、補助ブレーキで「アウターケーブルを」押し出している、だけ。
アウターが外に押し出される→STIレバーの中でインナーワイヤーが引っ張られる、という構造になっているようだ。
これでなんとなくケーブルアジャスターの構造も理解できた気がする。
ブレーキケーブル交換の難しかったところ
作業自体は簡単だったんだけど、何度やってもケーブルがゆるゆるでブレーキが全然かからなくなってしまったのには参った。
ケーブルの端部をラジオペンチで握って、体重をかけて引っ張りながらレンチで固定してみても、全然ゆるい。
業者はウィンチでも使って引っ張っているんだろうか。
しかし、ここでインナーワイヤープライヤーが大活躍!
今までの苦労はなんだったの? ってレベルで引っ張り上げることができて良かった。
まあ、リムブレーキの場合はブレーキを指で締め上げたところでネジを締めればいいだけの話ではあるんだけど……。
という感じでブレーキケーブル交換編は終了。
次回は苦難のシフトケーブル交換編をお送りします!!!