PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

スマートトレーナーの導入を検討した

北海道は冬になると自転車に乗れなくなってしまう。
寒いだけならまだしも路面は凍るし雪は積もるし、ロードバイクに乗るのはまず無理。
それでも通勤に自転車を使っている人を2、3人知っているけれど、とても真似をする気にはなれない(一般的に道民は寒いのが苦手)。

遠出ができないのは仕方がないにしても、冬に全く運動しなくなるとリバウンドが心配だ。
ロードバイクを買って6月から半年で8kgやせて70kgジャストまでに突入したので、できればこのままの体型を維持したい。
それに、5月から始まるブルベに向けて、体を鍛えてなければならないという課題もある。

スポーツジムは難しい

スポーツジムに通ってもいいんだけど、平日に通いにくいという問題がある。
昔行っていたジムは9時から23時営業なので、今までのように出勤前に運動というのができない。
仕事帰りに寄ると夕飯が遅くなって辛いし、夕飯後に出かけるとなると晩酌ができない。
1時間運動するにしても着替えやら往復の時間やらなんやらで2時間かかるのもめんどい。

FIT365なら24時間営業でいいんだけど、シャワールームがないというのは痛すぎる。

スマートトレーナーが欲しい

そうなると俎上に上がってくるのが自宅でできるローラー台である。
そして最近の流行りはZWIFT。

Zwift: ランニングとサイクリング のトレーニングアプリ

Zwift: ランニングとサイクリング のトレーニングアプリ

  • Zwift, Inc
  • ヘルスケア/フィットネス
  • 無料
自転車をセットしてペダルを回せばそれに応じて画面の中の自分も進む、バーチャルライドだ。
www.zwift.com
一昔前は回るローラーの上をコマネズミのように回り続けるしかなかったのが、最近ではゲーム感覚で乗られるスマートトレーナーというのが流行っている。

そしていったん流行ると猫も杓子も色んな会社が同じような性能のものを同じような価格で作るのだから選ぶのが難しい。
評判を見てもどれも良さそうで目移りがしてしまう。

人気はダイレクトドライブ方式

一言でスマートトレーナーと言ってもいろいろ種類があり、その中でも一番評価が高いのはダイレクトドライブ方式のもの。
これは自転車から後輪を取り外し、スマートトレーナー側のスプロケットにチェーンを引っ掛けて内蔵されたフライホイールを回すもの。
静粛性に優れているうえに負荷を自在に調整できて性能が高いのが特徴なんだとか。

だけど構造が高度な分、お値段も高めに設定されているのがちと辛い。
スマートローラーの2大巨頭と言えばWahooとTacxだけど、どちらも15万円オーバーと予算をかなりオーバーしてしまう。

タックス(Tacx) NEO 2T Smart

タックス(Tacx) NEO 2T Smart

  • メディア: スポーツ用品
もうちょっと手頃な値段で探すと、イタリアのELITEと台湾のXPOLOVAの2種類が候補に上がってきた。

ELITE SUITO

ELITEのスマートローラーはDIRETO XR(新型)、SUITO、TUOがメインらしい。
www.cyclesports.jp
TUOはタイヤドライブなので後で説明するとして、DIRETO XRとSUITOの違いが難しい。

定価は税抜115,000円と94,800円でほとんど変わらない。
SUITOは廉価版なので再現できる最大斜度がXRの24%に対して15%と、多少パワーダウン。
だけどそれ以外のところではほとんど差がなく、静粛性もほとんど変わらないようだ。
www.youtube.com
逆にSUITOが優れているのが収納時にコンパクトになるところ。
そーゆー意味ではSUITOでも十分なような気がしている。
2万円差でも最初はローラー台用の用品を色々買い揃えなければならないことを考えると、SUITOのほうがいいかもしれない。
実勢価格で88,000円というのも嬉しいところだ。

XPLOVA NOZA S

NOZASは台湾のASUSの子会社が作っているローラー台。

値段がそこそこなうえに抜群の静粛性を誇っている、らしい。
定価98,000円で最大シミュレーション斜度が18%ということなので、SUITOよりもちょっと高くてちょっと性能が高いイメージか。

初心者向きはタイヤドライブか

ダイレクトドライブはチェーンで直接フライホイールを回すので実装に近い感覚を得られるけれど、構造が複雑な分お値段も高くなる傾向になる。
もうちょっとお求めやすい価格となると、回転するタイヤを押し当ててローラーを回すタイプの、タイヤドライブという方式のものがある。

タイヤドライブはダイレクトドライブの半額くらい(5万円未満)で買えるのだけど、いいところばかりではない。

デメリットはタイヤを押し付けるので後輪だけ消耗してしまうところ。
ただ、自分の場合は冬しか乗らないので、ワンシーズンはいたタイヤを使って春先に新品にしてしまうというのも手だ。

もうひとつの欠点は、タイヤで回す関係からダイレクトドライブに比べて音がうるさいこと。
しかしこれも製品によっては大丈夫そうだ。
というのも静粛性が売りのDD方式も、チェーンが回る音や変速の音のほうがうるさかったりするので、騒音レベルは頭打ちになりがちみたいだった。

タイヤドライブのなかでは、ELITEが去年出したTUOというモデルはかなり静からしい。

値段は5万円とDD方式に比べて半額で、見た目もおしゃれで軽量で、なかなか悪くない。
パワーが1300W、勾配が10%まで対応ということで性能は控えめだけど、自転車初心者のおっさん(しかもこれ以上速くなる余地が少ない)にはちょうど良さそうな気がする。
www.youtube.com
タイヤドライブがいいのは、後輪を取り外さなくてもポンと乗せるだけで走れるところ。
冬の時期のみならず、夏でも雨の日なんかにチャッとZWIFTできるという気軽さがある。

マグネットドライブ方式というのもあるらしい

最新鋭のは4iiiのFliiiightという謎のスマートローラー。

磁力によってホイールに渦電流を発生させて抵抗を生む、22世紀のテクノロジーを駆使した近未来スマートローラーだ。
ただ、うーん、最新鋭機にはありがちだけど、色々と微妙らしい。
泥沼の上を走っているようだとか散々の評判なので、ちょっと手を出す気にはなれない。

結論:自転車屋さんで聞いてみよう

そんな感じで個人で調べるにしても限界があった。
幸いなことに市内の自転車屋さんでもスマートローラーを扱っているところがあったので、アドバイスを貰いに行くことにした。