義弟とショップの店員さんから
「ロードバイクはいいぞ」
と聞かされてから、ロードバイクのことが頭から離れない。
DAHONで遠出に出ても、さっそうと追い越していくロードバイクの姿を目で追ってしまう。
やっぱりロードバイクはカッコいいんだよね。
いやしくも公道を走る身としては、自転車界における至高の存在であるロードバイクに憧れを持たざるを得ない。
飛行機で例えたら、折りたたみ自転車はヘリコプターのような存在だ。
どこにでも着陸できてぱっと飛んで遊覧飛行してみたり、船に積んでみたり、患者を運んでみたり、手軽でマルチパーパスな存在。
それに対してロードバイクは、いわばジェット戦闘機。
がらんどうのボディにエンジンだけを積み込んで、純粋に速く遠くまで飛ぶために生み出された究極の乗り物。
まさにUltimate Manned Fighterと言える。
ただ、そう考えると、むしろ折りたたみ自転車乗りがロードバイクも所有することはむしろ理にかなっているのではないかと思い始めた。
言ってみればハイ・ロー・ミックス。
近距離ではダホンルートを、遠距離ではロードバイクを、用途がかぶらない自転車を使い分けるほうが賢いのではないだろうか。
むしろ自転車を1台よりも2台持っている方が賢いのだ。たぶん。
そうやって自己正当化しつつ、予算10万円くらいで初心者向けのロードバイクを物色してみた。
TREK DOMANE AL3
やはり第一候補はTREKのエントリーモデルだろう。
Domane AL 3 Disc | Trek Bikes (JP)
最初は85,000円のAL2でもいいかなと思ったんだけど、コンポがクラリスなのがちょっとね。
妻のシェファードシティと同じなので、「良いクロスバイク」向けのコンポという印象
AL3に積んでいるSORAからがロードバイク向けのコンポーネントになるそうだ。
10万円未満でもロードバイクは買えるけど、10万円をちょっと超えると一気に良くなるようだ。
ただ、TREKは良くも悪くも厨二病っぽくい。
ロードバイクのモデルがDOMANE、MADONE、EMONDAの3種類あって、どれも
のアナグラムだというから最高だ。
そしてこのポエムもいい。
ツール・ド・フランスに出るわけではないが、町の外れまでレースをするのが好きなあなた。Domane AL 3は、ロードサイクリングを真剣に始め、初めての一台やこれからの相棒を探しているライダーに最適である。
そうだね。ツール・ド・フランスには出ないね。
自分が高校生だったら絶対これに乗っていたと思う。
ラレーCR-A
もう高校生ではない自分が気になっていたのは、クロモリフレームのクラシカルな自転車。
やっぱりRITEWAYのSTYLESを見た影響が大きいと思う。
クロモリはホリゾンタルで美しく、余計なものをすべて削ぎ落としたかのように純粋に見える。
鉄だからアルミに比べて重いけれどもしなやかで乗り心地がよく、丈夫で壊れにくいため一生乗り続けられると言われている。
クロモリで10万円台となると、ラレーのCR-Aという自転車が良さそうに思えた。
いつも行っているショップにラレーのミニベロがあって、めちゃくちゃカッコよかったのでメーカー名だけは心に残っていた。
イギリスの旧車風のヴィンテージレッドがかなりツボ。
緑の車体のダホンルートと並べても映えそうだ。
FUJI BALLAD R
もうひとつクロモリで良さそうだったのが、FUJIのBALLAD R。
見た目はこれも好み。
そして値段は85,000円とかなり安い。
が、その代わりに一般的なロードバイクのように手元で変速するのではなく、Wレバーというフレームについたレバーを操作する必要がある。
それを含めてのクラシカルな雰囲気なんだろうけど、変速のたびにハンドルから手を離さなければならないのはさすがにめんどくさそうだ。
けど、飽きたらSTIレバーにすればいいし、逆にSTIからWにする変態はあまりいないと思うので、これはこれで経験かもしれない。
見た目の好みから言ってもだいたいこの3種類かな。
問題は、実車をどこで見られるか、だ。
いつも行っているショップでも取り寄せはしてくれそうだけど、まずは実物を見てみないと。
これは地元を離れて札幌あたりまで遠征しないとダメかな〜。
