PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

BRM504北海道200㎞函館

新年度初ブルベは地元開催!
しかも天気は薄曇りという絶好のブルベ日和。
前の日に恵山方面をちらっと走ってきた感じだとめちゃくちゃな暴風に翻弄されそうな予感がしたけど、まあまさか一日中向かい風ということはあるまい(フラグ

スタート地点の元町公園まで自走しても良かったんだけど、日暮れると寒そうだから職場の駐車場まで自動車で行くことにして、まずはすき家で朝食を。

すき家では牛まぜのっけ朝食(380円)に納豆(90円)を追加するのがジャスティス。
前半戦はオクラ+納豆でご飯を半分まで食べてから、紅ショウガ+温玉+牛小鉢で食べきるのが正攻法。
間違えて納豆まぜのっけ朝食(360円)に牛小鉢(170円)を追加してしまうと同じ内容なのに60円も高くなってしまうので要注意だ。

スタート地点に到着したのはミーティングぎりぎり前の6:30。

地元民が一番遅く来るというのはあるあるだと思う。

受付をして参加者を見回していると、鉄夫さんを見つけたので早速今日の打ち上げの打ち合わせをした。
この前のブログで「終わった後に打ち上げしたいな~」と書いていたら嬉しいことにお声がけされたので、今日のブルベはなおいっそうウキウキ気分だった。
すると「910さんも向こうにいますよ」と、鉄夫さんのリプの後に返信を返してくれた910さんを紹介された。
twitter.com
(おお、ほぼ初対面で話しかけるのは厳しいぞ)
と思いながらも挨拶してみたら、とても気さくに答えてくれたので安心した。
910さんはゆっくり走るから20時ゴール予定だというので打ち上げしている時間があるか微妙だったけど、まあ流れでなんとかなるでしょう。

ほかにもTwitterでよく見かける参加者(某びあんきさんや某直江上さんなど)を見かけたりしたのだけど、3人で話しているうちにミーティングが始まってしまった。
そのうちに地元ランドヌールのKさんも到着。
話しかけようと思っていたんだけど他にお仲間がいたりしたので諦めて、トイレに行って戻ってきたところでゆっくりさんに声をかけていただいた。
twitter.com
(ゆっくりさんはハンドル名に似合わず結構速い)

そんな感じであれよあれよという間にスタート時間になり、車検を受けてスタート。
序盤で何人か追い越しつつ、最初だけでも思って鉄夫さんのペースに合わせて頑張って走ってみた。
追い風の影響もあって平地ではなんとかついて行けるけど、高松町の空港へ登るところで引き離されて、戸井のバイパスの坂では完全に見失うほど距離をあけられてしまった。

どうも自分は上り坂が弱すぎる。
平地巡行なら効率よく回していけるんだけど、ちょっとでもパワーが必要になるとガクンとスピードが落ちてしまう。
普通に筋力不足なのと、体重がまだ重すぎるのかなあ。
ブルベがある週でも平日はZWIFTやるようにしないとダメだな。

それでもPC1までは鬼のような追い風でほぼ40km/hくらいで駆け抜けて、PCのオープン時間前に着きそうな勢いで到着してしまった。

ここではゼリーと肉まんをゲットして足早にリスタート。
PCでの休息時間を最小限にすることで時間を稼ぐ作戦だったんだけど、恵山の登りで鉄夫さん他数名にぶち抜かされてしまった。
まあ、上りでは焦らず自分のペースで乗り越えるほかない。

山越えをして心拍数が上がったのと、日が高くなって気温も高くなってきたので当初から予定していた南茅部のセコマに止まってジャージの内側に着ていたインナーを脱ぎ、ネックウォーマーも外してしまった。
ついでにホットシェフで梅ひじきおにぎり(梅の酸味が良い)を買ったり水を買い足したりしてリスタート。

そういえば最近はマスクを着けなくてもコンビニに入れるようになったので捗る。
これまではジャージのポケットに入れっぱなしでヨレヨレになって感染防止効果もへったくれもないようなものを、形だけでも装着しなければならない無意味さに辟易していたので良かった。


南茅部から砂原までは延々と海岸線を北上するだけ、なんだけど、さっきまでの追い風はどこへやら横風向かい風が吹き荒れる暴風ゾーンになってしまった。
幸いなことにDHバーがあるので身を低めて耐え続けたのだけど、そのせいで後半、もっと向かい風が強い区間で前傾姿勢を取るのが嫌になってしまった。
まだ前傾の時に使う筋肉が鍛えられていないので、長時間多用することができないみたいだ。
悟空と悟飯が精神と時の部屋で修行するときに、「スーパーサイヤ人でいることが普通にならないとダメだ」と、ご飯を食べるときも寝るときもスーパーサイヤ人状態でいたけれど、DHバーでも同様に常に前傾姿勢でそれが普通になるくらいにならなければならないのだろう。

砂原から森まで、駒ケ岳北側区間ではより向かい風が強くなったのでだいぶ体にこたえた。
道の駅で休んでいこうかなと思ったけれど激混みだったし昼食スポットまでもうじきだし、ここはじっと我慢の子。

森町までたどり着いて、当初予定していた雅茶一は駐車場がいっぱいだったし冷えた体に生の海鮮を食べるのは胃腸に良くないだろうと思い直して、すぐそばにある東光亭へ。

店の前には何組かのお客さんが待っていたけれどテーブル席待ちだったのですんなりとカウンターへ着席。
注文したのは味噌ラーメン。

ラードがたっぷり浮いていて熱々のスープが冷えた体に嬉しい。
チャーシューが出し殻みたいなバサバサタイプなのは残念だけど、味噌がとにかく美味いので許した。
しかしここの隠れ人気メニューはカレーラーメンなんだとか。
来年の函館200ではそっちにしてみようかな(もしくは次郎長にしてみるか)。

昼食後はすぐにPC2があって、スイーツを食べていたら素敵なランドナーのおじさまが到着。
シルバーのフレームにWレバー、昔ながらの空気入れも装備して、かなりそそられるスタイルだった。
本当はいろいろ話を聞きたいところだったけど、ローソンでうちカフェを食べてしまった後だったので先を急いでしまった。
ブルベを走っていればいつかまた出会えることがあるだろう(Stravaでフォローしたし)。


森から大沼までの区間は地獄の国道5号を通るんだけど、覚悟していた通り激込みでラッキーピエロ前では入店待ちの車列が一車線ふさいだりしていてまさに地獄の5丁目という感じだった。
どうにか大沼公園に入って一息ついて(沼の家の前にも鬼行列ができているのを横目に)走っていると、後ろから声をかけられた。
振り返り見ると、なんとゆっくりさんではないか!
いつの間に追い越されたのだろう(ラーメンを食べている間だろうけど)。

すぐそばのPC3で話を聞くと、目当てのパン屋が休業だったのでトラピスト修道院の前にある「風の丘」でピザを食べるのだという。
おしゃれそうだけどもうラーメン食べちゃったので、そこはプライベートで行くことにしよう。


ちなみにこのツイートは「ゆっくりさんと一緒である」ことを匂わせていたんだけど果てして何人が気が付いただろうw
一眼レフカメラを担いで風景を収めながら走るというのは風流で良いなあ。


レッドブルを飲み終えて、ゆっくりさんと別れてリスタート。
残りはもう60㎞しかないので、完全にゆるポタモードである。
北斗市の、あまり通りなれない裏道を通って海岸線に出ると再びの強烈な向い風!
この日は丸一日西風に恵まれていたようで、トラピストまでのわずか10kmが死ぬほど長く感じた。
175km地点で鉄夫さんとすれ違ったので、おおよそ1時間くらい差がついたようだ。
昼食をコンビニ飯にすれば追いつけるかもよ~と言われたけれど、それはポリシーに反するからなあ。

というか、今回のブルベではラレーちゃんの調子がすこぶる良かった。
メンテナンスの時にBBをアルテグラに変えた影響が大きいのかな?
向かい風で厳しいはずなのに、なんかよく回るしどんどん進む。
ブルベ用にグラベルロードを買う予定だったけど、納期未定になっちゃったし、もう諦めちゃってラレーちゃんにアルテグラDi2を装備した方が良いじゃないかなあ。
リムブレーキモデル最後のDi2だし、買っておいても損はないだろうし。

本日一番の向かい風の中、そんなことを考えているうちにトラピスト修道院に到着。

風に逆らって走ってきたおかげで体温も高くなっていたので、無事にソフトクリームにありつけた。

乳脂肪分が多くてめちゃくちゃに美味いwww
今日ここでソフトクリーム食べた人の中で、一番おいしく感じてるんじゃなかろうかwww
ブルベはレースと違って、こういう遊びがあるところがいいんだよなあ。


あとは淡々と来た道を戻ってゴールを目指すだけ。
北斗市のあいだは追い風が快調だったんだけど、最終盤の港町埠頭こ線橋&ともえ大橋は「いやがらせか!」と叫びたくなるほどの向かい風で往生した。
ほんと、道中の3/4くらいは向かい風だったんじゃないかなあ。

そんな感じで観光客でごった返す赤レンガ前を通って無事にゴール。

元町公園の階段下がゴール地点らしく、うえからスチュワートさんが顔を出して「16時50分ゴールデスネ」と声をかけてきたのがちょっと面白かった。
元町公園は山から吹き下ろす風がめちゃくちゃ強くて待機しているふたりはものすごく寒そうだった。
当然先にゴールしていた面々も帰ってしまっているし、せっかくだからスタッフといろいろ話をしたかったんだけどコーラをふたくち飲んだところで急に冷えが回ってきたので退散することに。
にしても、これだけ向かい風に苦しめられつつラーメンとソフトクリームを食べて、ぎりぎりAVE20km/hで帰ってこられたのは良かった。
急ぎすぎても遊びが無いし、だいたいこのくらいの時間を目標に帰ってくるようにしたいなあ。

次に開催されるトトロ300は7時スタートで、去年は21時すぎに帰ってきたので、今年も7+15時間で22時までに戻ってこれるように頑張りたい。
そんな感じで新年度最初のブルベは天気にも恵まれて(風にはほんろうされたけど)楽しいライドになりました。
次のブルベも頑張るぞい!

函館200お疲れ様会

で、終わらないのが今回のブルベ。
そう、終了後には打ち上げが待っているのだ!

鉄夫さんは自分より1時間以上早く到着してホテルに戻っているので自分も帰宅して洗濯したりシャワーを浴びて910さんのゴールを待った。
「到着は20時になるよ~」とのことだったけど、平坦ブルベのおかげかかなり早めにゴールされたようだったので、再び車を出して函館駅前方面に向かった。
で、問題はお店である。
奇しくもGWで、ハイパー観光地の函館ではたいがいの店が猛混雑。
お気に入りの店に片っ端から電話をかけるも満員御礼の嵐。
(こうなったら最悪セコマで総菜を買ってグリーンベルトで車座になるしかないか……)
そう思いかけたとき、職場の飲み会で使ったことがある割烹料理店のことを思い出した。
ダメもとで電話してみると、なんと空いているとのこと!
鉄夫さんは肉がいいし、910さんはイカとモツが食べられないというけれど、まあ海産物を出しときゃ何とかなるだろうとお店を決定。

そんなこんなで無事に乾杯!

みんなツイッタラーなので乾杯の時に全員スマホを構えるのが笑える。

メニューを見ながら悩んでいたら女将さんが
「とりあえず3人でコースを2人前頼んで、足りなかったら単品で頼めますよ」
というのでお言葉に甘えることに。
結果として2人前で全然おなか一杯に慣れたので良かった。
(たぶん自分一人で丸一人前食べてたと思うけどw)

それにしても、北海道のブルベを走ってきた人たちなので会話が途切れることが無くて本当に楽しかった。
一緒に参加したブルベの思い出を、並走はしなくても同じコースを走っただけで分かち合えるって素晴らしいことだと思った。
まだ挑戦していない北海道の600km、1000kmといった未知の領域についても参考になる話がたくさん聞けて良かったし、ふたりにはお誘いに乗ってもらって感謝しかない。

話が盛り上がりまくっているうちに2時間が経過し、他のお客さんがみんな帰って店主とおかみさんがぼんやりテレビを見ながら時間をつぶしているのが見えたので慌てて帰り支度をしたけれど、下手したらあと2時間は話し続けられただろうなあ。
どちらにしても200キロのブルベじゃないとなかなか打ち上げもできないし(300kmでは深夜になるし、400kmでは疲れ果てていてそれどころではないw)、また来年も機会があったら場を設けてみたいなあ、なんて思っているのでした。

松前城お花見サーモン丼ライド

今年はPBP、パリブレストパリに出場することが目標なんだけど、今年からルール変更があってDHバーの使用が解禁されたとのこと。
ダウンヒルバーとはハンドルの上に装着するもので、前傾姿勢を取れるので空気抵抗を大きく軽減することができるアイテム。
フィリッポ・ガンナがアワーレコードに挑戦するときとかに良く使っている。
www.cyclowired.jp

空気抵抗を減らすためのアイテムとして有名なのはエアロハンドルバーやディープリムホイールなどがあるけれど、どちらもすごく高い。
一方でTOKEN TK9741-2なら5,000円くらいで買えてしまう。
www.merlincycles.com
そのうえ、ロードバイクの空気抵抗は人間の体が占める割合がほとんどなので、費用対効果は抜群に良いらしい。

欠点としてはSTIレバーから手が遠くなるのでよっぽどな田舎でなければブレーキが間に合わず危険であること。
あと、ハンドルのものすごい内側に手を置くので挙動がクイックになるところ。
そういうことから都会のブルベでは禁止になりがちなアイテムなんだけど、よっぽどな田舎しかない北海道では使えるし、PBPでも解禁されたということで早速購入してみることにした。

白神岬

というわけで目指したのは松前半島一周。
延々と海岸線を走りまくるうえ、時計回りだと左側は海で飛び出しの心配もないからDHバーの練習にうってつけなのだった。

いつもどおり木古内に車をデポして(函館からの往復50kmは辛いだけなのでショートカット)まずは知内から福島までの峠越え。
4月下旬とは言え、冬装備でも朝は微妙に寒い。
下手したら2月の神奈川と同じか少し寒いくらい。
来週の函館200もこの格好(カステリの防風ビブとNorthwaveの冬用SPDシューズ)でいいかもしれない。

DHバーの効果か福島峠のセグメントではPRを更新。
とにかく高速巡航が楽でいい。
無風なら頑張らなくても30km/hを維持できるので助かる。
一方で体感が弱いせいか結構ふらつくのでまだまだ修行が必要だと感じた。

そんな感じで北海道最南端の白神岬に到着。

曇りの予報だったけど期待以上に日が出ていて温かい、が、足を止めるとすぐに体が冷えるので危ない。

松前城

ここから北上して松前城を目指す。
本当は岩のり弁当とかを食べたかったけど、さすがに朝の8時では店はやっていないだろうなあ、とあきらめムードのまま松前城公園に入ってみた。
すると桜まつりが開催中だったおかげで、観光案内所併設の売店がオープンしていたのでさくらもちアイスをゲット。

スジャータなので味に期待はできないけど、思いがけずソフトクリームにありつけたので嬉しい。

今年は開花が早かったせいで南殿などの早咲きの桜は終わってしまっていたけれど、ここは見どころが一ヶ月もあって遅咲きの桜もたくさんあるので捗る。


3月4月と激務なせいで気がついたら桜の時期は過ぎ去ってしまったけれど、なんとかここで取り戻せた。

道の駅もんじゅ

松前城をあとにして、まず目指すはセイコーマート松前静浦店。
ここから上ノ国までは一切補給ポイントが存在しないので、ここで多めに水分とカロリーを取っておく必要がある。
本州の人が言う「コンビニがない」はルート上に存在しないだけなパターンなんだけど、北海道だとガチで店舗が存在しない区間が何十キロもあったりするから恐ろしい。
PBPもそんな感じで当然コンビニはないし昼間しかお店も開いていないから補給で苦労すると聞いている。
羊羹だけだと飽きちゃうし、いまのうちに買い揃えておかないとなあ。

松前から次の目的地である道の駅上ノ国もんじゅまでは50kmくらいあるので、おおむね3時間だろうと検討をつけていたら2時間弱で着いてしまったのでびっくり。
起伏の少ない海岸線を走るにはDHバーは手放せない。
おかげさまでレストランの開店直後の11時に到着できたため、すんなりと着席できた。

ここでは名物のてっくい(ヒラメ)を食べるのを常としており、てっくい天そば、てっくい漬け丼、てっくい丼の三択で決まりなんだけど何にしようか迷いながら席に案内されると、この時期だけの限定でサクラマス&ホタテ丼があるというので早速注文してみた。

これがマジで驚くほど美味い。
北海道の魚介類、美味しすぎないか……?(道民感
地場ものの旬のお魚のレベルが高くて、甘味と旨味が突き抜けていて感動。
これを食べるためにロードバイクで100km走ってくる価値があるね。

上ノ国八景

昼食後は腹ごなしに夷王山ヒルクライム

百年記念塔が解体されても、俺たちには北海道夜明けの塔があるじゃないか!
こっちは開基800年だぞ、8倍だぞ!

ダウンヒル後は湯ノ岱にある「まんまる桜」とようやく遭遇。

Googleマップのスポットで見かけて以来、いつかは見てみたいと思いつつ上ノ国市街地から吉崎トンネルまではいつも一心不乱に漕いでしまうので、毎回見逃してしまっていたのだった。
(あまりまん丸でもないなあ)
と思いつつトンネルを超えて木古内に帰還。

DHバーの感想

150kmほどDHバーを装着して走ってみた感想としては、
・ポジションが増えるのが便利
・肘で支えるから手のひらを休ませられる
・向かい風に最強
・平地巡行が楽
・前傾姿勢にはまだ慣れずふらつく
という感じ。
まだまだ修業が必要だけど、ロングライドにはうってつけのアイテムだと感じた。

にしてもたった150kmしか走ってないのにめちゃくちゃ疲れてしまった。
やはり労働は体に悪い……。

でももしかしたら無駄に疲れているのは慣れない前傾姿勢のせいかもしれない。
普段使わない筋肉で漕いでいるから疲れているという可能性もある。
あと、頑張れちゃうから頑張ってしまうという側面もあるのかもしれない。
普段なら疲れてしまって休み休み漕ぐところを、空気抵抗が少ないからと頑張れちゃうことが原因かも……?

とりあえず来週の函館200はこのままの装備で行く予定だけど、途中でバテないように気をつけなければならないなあ、と思ったのでした。

BRM504北海道200㎞函館【攻略編】

いよいよ待ちに待ったブルベシーズンの到来だー!!!

北海道はすっかり春模様なんだけど、自分はといえば3月4月と仕事に追われて全く自転車に乗れず(泣
スタートダッシュには出遅れてしまったけれど、ここからが2023年の幕開けと言ってもいいだろう。

しかも最初に参戦するのがホームグラウンドである函館というのも縁起がいい。
sappwind.sakura.ne.jp
さらに今回は新コースとなり、いままでは北斗市をスタートして松前半島をぐるっと回る(どこが函館やねん)というコースだったのが、今年は元町公園をスタートして戸井、恵山、椴法華、南茅部と合併4町村を巡る、まさにザ・函館という雰囲気なので負けられない。
どの道も走り慣れてはいるけれど、全部を通して走ったことはないので慎重に計画を立てておく必要があるだろう。

去年の函館200では序盤のパンク&寒さで心が折れてDNFしたという苦い経験もある。
距離が短いとはいえ甘い気持ちで挑まないようにしなくてはならないだろう。

装備について

今年は開花が早かったので桜が散り終わっている季節になろうと思うけれど、まだまだ寒いのが北海道。
体温が下がるとやる気もなくなるので、普通に冬装備で行こうと思う。

下はカステリのSorpasso Ros 防風ビブタイツ。

海外メーカーだから足が余ったら嫌だなあと思って敬遠していたんだけど、思い切って買ってみたら意外とぴったりサイズでよかった。

シューズはNorthwave - Raptor Arctic GTX ウィンターブーツ。

マイナス10℃まで対応のうえ、2月の関東の昼間でも特に暑すぎるということがなかったので、北海道の5月はこのくらい暖かくても大丈夫だろうと思う。

さらに今回からはDHバーも導入していく予定。

重量増になるけれど今回のコースはド平坦&海岸線が多いので、空力性能アップが物を言うはず。

以下は地元民らしくコース解説などをしていこうと思う。

スタート地点 元町公園

スタート地点も函館らしく、旧公会堂前にある元町公園になった。
www.hakobura.jp
ロケーションは素晴らしいんだけど、周りに駐車場が全然ないぞ……。
車で来る人にはちょっと不便かもしれない。

ここから国道278号、通称漁火通りを走って海岸線をひた走り、恵山を目指す。
多少交通量は多いけれど、空港を過ぎてしまえば走りやすくなる。

おすすめの写真スポットは旧戸井線の橋梁跡(25㎞地点)。

本州までの最短距離看板も映える(が、反対車線)

PC1 セブンイレブン渡島恵山

最初のPCは38.2km地点のセブンイレブン
このすぐ後に道の駅もあるんだけど、時間も早いし距離が近すぎるからスルーでいいかな。

恵山や椴法華のおもしろスポットはスルーして、あとは延々と海岸線をひた走るだけ。

スタートから66km地点にセコマがあるので、ここで小休止するのもいいかも。

これを逃すと次は100km地点の砂原のセブンイレブンか、120km地点のPC2しかないのでヤバい。

ここでの撮影スポットは世界遺産の垣ノ島遺跡。

本当は大船遺跡の方が映えるんだけど、コースは手前で曲がっているのはちょっと残念。

南茅部から北上して、鹿部の道の駅にはおみやげがたくさんあったりあったり間欠泉も見れたりするんだけど、コースから微妙に逸れているのが惜しい。

ここから先は左手に駒ヶ岳を眺めながらの楽しいライドになるんだけど、道が地味に腐っていてパンクしやすいので要注意。


だいたい森町に着いたあたりが昼ごはん時だと思われるが、ここでの選択が悩ましい。
なんといっても鉄板は雅茶一の海鮮丼であろう。

安いし美味いし最強なんだけど、人気店だしGWだしで、行列ができている可能性が高い。

であれば森駅前の柴田商店でいか飯を買うというのも良い選択肢だと思う。


PC2 ローソン森町富士見店

PC2から先は地獄の国道5号を少し走って大沼へ向かう。
オススメは駒ケ岳茶房のソフトクリームなんだけど、まだちょっと時期が早いかな~。

大沼に入ったら名物の大沼団子を食べてほしいところなんだけど、平らな器に入って爪楊枝で刺して食べるタイプなので、補給食にはちょっと向いていないうえ、容器が密封されていないから持ち運びにも不便なのでオススメはしない。

大沼公園線を越えて最難関である大沼トンネルがある。
ここはドライバーの頭が全員おかしくなっているスポットなので、車道を走るのはマジでオススメしない。
自分は断固として歩道を走りますわ。

歩道は99%対向車が走ってこないので、ダウンヒルだけどスピードを出さないようにして下れば問題なし。
5号線を右折して峠下線に入ってしまえば落ち着いてくるのでオススメ。

ここから先はのんびりとした農村地帯を抜けて、鈴木牧場のソフトクリームも美味しいんだけどまだ時期が早いなあ……。

これが7月だったら全補給食ソフトクリームでもいいのに。

そうこうしているうちにセメント工場を越えて再び海沿いへ。
そしてクライマックスに待っているのがトラピスト修道院

当然ここではソフトクリームを食べたいところ。

なのだが、175km地点にあるので普通に走って17時。
売店の営業時間が終わる間際というのもあるし、ソフトクリームを食べるには気温も下がり始めている気がする。
(ここは根性で食べたい)

ここでUターンして再び函館市内を目指すんだけど、最終盤に難所が2箇所。
それは、「港町埠頭こ線橋」と

「ともえ大橋」、2つの橋である。

どちらも自転車で走って構わないんだけど、微妙に道幅が狭く、しかも18時にもなると薄暗いのでちょっと危ない。
歩道を走るか、なんだったら国道227号を普通に走った方が安全なんじゃないかなあ……。

そんな感じで、後半のコース設定に不安を覚えるけれどグルメと平坦を楽しめる初心者向きで楽しいコースになると思う。

せっかくだから走り終わった後で打ち上げなんかにも行きたいなあ……。
函館まで遠征でいらっしゃって後泊する方がいたらTwitter経由ででもぜひぜひお声がけください(^^)b

ロードバイクのオーバーホールを頼んでみた

うちのラレーちゃんも、2020年の5月に購入してついに3年目に突入するので、購入したショップにオーバーホールをお願いすることにした。
Stravaに記録された走行距離は17,000km。
スモールパーツはこまめに交換しているけれど、たまにはきちんとプロに見てもらった方がいいよね。

お願いした作業は全体をバラシて掃除してもらうのと、ケーブル類の交換などなど。

ばらすついでにお願いしたのは、ラレーCR-Fの純正カーボンフォークへの換装。
www.raleigh.jp
同じクロモリでもCR-Aとの違いは結構多くて、チューブの素材が良かったりコンポがSORAから105にグレードアップしたり、そしてなんといってもフロントフォークが鉄ではなくカーボンなのだ。
これで10万円差とはかなりコスパがいい。
今から考えれば最初からこっちにしとけば、とも思わなくはないけれど、色味はCR-Aの方が好きだからなあ。

コンポはいずれリムブレーキアルテグラに変えたいと思っているので、残すはカーボンフォークだけ。
中華カーボンでも良かったんだけど、ネットで調べるとCR-Fを買った人が、純正のメッキクロモリフォークに換装する例もあるらしいと聞いてメルカリで見張っていたら、まさに新品未走行なものが出ていたので速攻でゲットした。

とはいえフォークの交換は自分では無理そうだったので、一年位寝かせてようやく日の目を浴びることができたのだった。

これまでハンドルとシートポストをカーボンに交換してきたんだけど、軽量化でもっとも効果があるのはフォークの交換らしい。
というのも、クロモリ純正は1kg近くあるのに対し、カーボンにすると500g近く軽くなるのだ。
さらに振動吸収も、タイヤに近い分効果が大きいということで期待が高まる。

Twitterでは「フレームもカーボンにすればw」という無慈悲なツッコミをいただいたけれど、そこはアイデンティティだからなあ。
フレームを買い替えるならグラベルロードを買おうと思っている今日この頃だった。


そのほかに交換してもらったのが、BBをSORAからアルテグラへ変更。

これは値段も安いしわりと定番のアップグレードなんだとか。
ギア一枚分軽くなるらしいけど、ZWIFTだとちょっと分からないかなw

これから仕事が忙しくなるのでなかなか外にも出かけられないけれど、新生ラレーちゃんの走りを楽しみに頑張ることにしよう。

ノーモア錆! カーボンシートポストに交換の巻

自分はクロモリのロードバイクに乗っているんだけど、これはクロームモリブデン鋼、つまり鉄製。
そしてもともとついていたシートポストは軽量化を意識してか、アルミ製だった。

鉄とアルミが素直に接しているうちは特に何の問題もないんだけど、これら二つの金属の間には電位差があるため電流が発生する。
そうなるとイオン化傾向が高い方の金属(今回の場合はアルミ)が腐食してしまう。
これが電蝕

夏に走りに行った旭川のブルベは半日くらい雨だったんだけど、帰宅してから一週間くらい放っておいたらこんな感じになっていた。

実際は電蝕によってシートポストがフレームと一体化するぐらいに強力に固着してしまっていて、ラスペネを吹いて一晩置いて、ようやくねじり取ることができた。

その時に思ったことは、
「クロモリフレームにアルミのシートポストはアカン」
ということ。

まあ、グリスを塗れば防げはするんだけど、それだっていつ流れ落ちているかわからないし、気がついたら取り外しできない状態になっていたら怖すぎる。
(最悪の場合、シートポストを切ってリューターで内側から剥ぎ取るしかないらしい)

ということでずっとカーボン製のシートポストが欲しかったので、去年のブラックフライデーで買っていたのだった。
www.wiggle.jp
なんとカーボンハンドル(10,000円)よりも高い約15,000円。

ジョーシキ的に考えて、こんな棒みたいなやつに支払う金額ではない。

ただし、もともとついていたアルミのシートポストがが283gだったのが、カーボンに変えて100gの軽量化。

ロードバイク乗り的思考で考えると、これで100gの軽量化が図れるので納得のお値段ではある。

そうそう、軽さと電蝕防止の他にもカーボンシートポストに変えると乗り心地が良くなるという副反応も期待できるらしい。
鉄やアルミよりも振動吸収性が高いので、路面の凹凸から受ける尻へのダメージを軽減してくれるとの触れ込みだった。

この前走った追い風400ではすでにカーボンへの交換後だったので色々期待していたんだけど、実際のところ効果はよく分からずw
そもそも元からつけているアルミのポストとセラロイヤルのR.E.MEDでも、600km走ってノーダメージだった自分だ。

まあ、1,200km走ったあとで効果に感謝するかもしれないので未知数としておこう。

100gの軽量化も、そもそも400kmブルベで重装備なので良く分からないという結果になってしまった。

どう考えてもハンドルカバーの重さで相殺してしまっているw

春になってなって城岱スカイラインが開通したらガチンコでヒルクライムに挑んでみるしかないなあ。

BRM204追い風400【後日談】

さて前回の更新からだいぶ間が空いてしまったんだけど、追い風400を無事に完走したところまでだったかな。
pikacycling.hateblo.jp

今年の目標であるSR取得に向けて、ウナギ600に続いて追い風400もクリアして順調な出だし。
しかもさらに優勝しているのが、本日の宿泊先をゴール地であるKKR逗子にしていたこと。
www.kkr.or.jp
夕食朝食付きで9,100円と大変お安かったし、何よりゴール直後に寝られるのは最高である。

ゴール地点が旅館ということで追い風400のエントリーを終えた直後から予約をしていたんだけど、正直ちょっと微妙な側面もあった。
ひとつはランドリーがないところ。
これは分かっていたけどないとなると残念。
最終日に着る服はバックパックに入れてドロップバックしてもらっているから困りはしないけど、汚れ物をそのまま持って行くのは抵抗感がある。
汚れ物はサドルバッグに詰めちゃうんだけど、飛行機に乗る時に検査で見られるのがちと恥ずかしいのだった。
幸い冬だからあんまり汗をかいてないのと、興津で風呂に入って洗濯しているのでやべえことにならなかったけれども、やっぱりブルベ後に泊まるホテルは洗濯乾燥機がある場所を選びたい。

それと、大浴場がめちゃくちゃ狭い。
コロナ対策で4人までしか入れないよ! という貼り紙があちこちに貼られているけど、そんなの書いてなくても赤の他人と4人で浸かりたくないぐらいの湯舟の広さだった。


でもまあ良いところもあって、輪行袋に入れれば自転車も持ち込めるし、接客も丁寧でフレンドリーなところは良かった。
あと、夕飯がちゃんとしていたのもポイント高い。

こーゆー半分お役所みたいな宿泊施設では午前中に揚げたまま放置されたような冷え固まった天ぷらが出てきたりしてゲンナリすることも多いんだけど、ここは暖かいものは暖かく、冷たいものは冷たくできていたので合格。

朝ご飯もボリュームがあって、納豆も完備されていたので完璧。

特にここはお味噌汁がおいしかったなあ。


翌朝は10時半から待ち合わせがあったので、早めにチェックアウトして昨日通り過ぎるだけだった江の島まで足を延ばしてみることにした。
イヤホンにサザンオールスターズを流しながら走る湘南はめちゃくちゃ最高すぎた。
そしてこの絶景!

江ノ島に富士山の組み合わせとか、鬼に金棒すぎるでしょwww

江ノ島ではサザエのつぼ焼きとかを食べたかったんだけど、時間もあまりなかったのでお団子を食べて補給。

それからふたたびビューンと逗子までUターンして、お目当てがこちら!

VAAST bikeに試乗してきた

そう、ずっと前から気になっていたVAAST bikeの実車を見に行ってきたのですよ。

小田原に実店舗があるということでブルベの途中にお邪魔できないか聞いてみたところ、あいにく所用があってその日は不在とのこと。
遠征したのに残念だなあと思っていたら、なんと「せっかく近くまで来てくれたんでお持ちしますよ」とのありがたい申し出が!!!

ちなみにVAAST bikeは、クロモリでもアルミでもカーボンでもない、マグネシウムを使ったフレームというところが最大の特徴。
太いタイヤも履けるのでグラベルもお手の物の、今はやりのオールロードバイク
最上級モデルでも50万円未満とお求めやすいお値段で、SRAMの電動シフトまでついているのでめちゃくちゃ気になっていた。

でもまあ、安いといっても普通に考えたら全然安くないものだし、実車を見もしないで買うのはちょっと憚られていたので助かった。

最初に乗せてもらったのはSサイズのフレームで、社長自らシクロクロスのレースに使っているもの。
まさに前日レースに出てきたばかりという泥の後もなまなましい姿のままお持ちいただいた。

さっそくまたがってみると、ポジションはジャストフィット。
フレームサイズをSかXSかで迷っていたんだけど、自分が身長172cm、社長が170cmくらいだったはずなのでSサイズで良いみたい。
700Cの軽量ホイールを入れてコンポもカンパのエカルのため、カーボンロード並みにめちゃくちゃ軽い。
フレーム自体は1,300gとそこそこ軽めなので、パーツの選択次第では軽量化も突き詰められるようだ。

ただ正直な話、Ekarの変速はけっこう微妙。
これならSORAの方がバシっと決まるなあ、と思ってしまった。

つづいてXSサイズのをお借りしてみた。

A/1 Rival 1x AXS 650bというモデルなんだけど、650Bのホイールと50mmの組み合わせのせいで普通に重く感じてしまった。
走り出すと太いタイヤのおかげでにゅるにゅると小気味良く進むんだけど、これだとマジでグラベル以外で乗れない自転車になってしまうし、700Cに32mmくらいのタイヤを履かせて
「未舗装路でもイケるしロードでも快適」
な仕様にしたほうが幸せになる気がした。

でも一番感動したのはRival etap AXSの快適さ!
カチッカチッとボタンを押すだけで一瞬で変速が決まるし、鳥肌が立つくらい感動した。
これが最新のテクノロジーというものか……!!!


最近のロードバイクを見ていたら、こう言ったらアレだけど、とりあえずディスクブレーキ・チューブレスタイヤ・電動シフトという現代ロードバイクの3種の神器が装備されていればパーフェクトであって、フレームというのはむしろ飾りに近いものなんじゃないかと思うようになってきた。
メーカー品のカーボンフレームなんてどれも性能は一級品で、どんぐりどころかパチンコ玉の背比べみたいなものだ。
だったら飾りらしく、めちゃくちゃカッコいいと自分が思うものを選べばいいじゃんと思うし、そーゆー観点から言っても最初に買ったラレーCR-Aは最高だといまでも思っている。

で、CR-Aは伝統的ホリゾンタルスタイルのクロモリロードなので、新たに買い足すとしたら日本でまだほとんど乗られていないマグネシウムフレーム、さらに見た目が好みとあれば結構いい選択肢なんじゃないかなあ。
問題は完成車が売り切れで、再入荷見込みも未定であるというところ。

フレームセットがだいたい18万円くらいで、最初買おうと思っていたパナチタンよりも安いというのも良い。
パナチタンはフレームセットで30万円、フレーム重量は1、510gとVAAST bikeより200g重いのだった……)
これにSRAM rival etapを合わせていけばトータルで60万円未満くらいで収まりそうな雰囲気だった。

最初は4月入荷予定という話だったのが、4月生産予定とずるずると伸びていって2023年いっぱいに手に入るかどうか、というくらいまで納期が伸びているけれど、ラレーちゃんも元気だし気長に待つことにしたい。


そんな感じで今回の遠征の目的、追い風400の完走とVAAST bikeの試乗も無事に終えたので、あとは観光して帰るだけである。

さすがに11時を回った時点から、17時15分羽田発の飛行機に乗るのは結構厳しい。
なので自走は諦めて横須賀まで向かい、そこから京急で羽田で向かう作戦とした。
飛行機輪行まで縦型輪行袋でこなしてしまう自分だからできる作戦である。

ところで完走後にTwitterでこんなアイテムの存在を知った。

最大の弱点であるディレイラーを外してチェーンステーの間に固定してしまおうというアイテム。
輪行解除後に調整する手間は発生するけども、自分の手から離れる飛行機輪行の時はこれがあれば完璧なんじゃないかと思った。


閑話休題、まずは逗子から横須賀へ向かった。
とちゅうで葉山町を経由していったんだけど、なかなかいい感じに田舎町でかなり素敵な雰囲気。
湘南を走ってみて思わず移住したくなっちゃったけど、茅ヶ崎とか鎌倉のあたりだと地価も高そうだし、ちょっと離れた三浦半島のさきっちょあたりなんて良さそうだなあ、などと妄想した。

そんな感じで一山超えて横須賀へ。
まずはお昼ご飯だということで、横須賀ポートマーケットに立ち寄った。
今回の旅行ではずっと海沿いを走っていたのに海鮮を食べていなかったので、ここぞとばかりに海鮮茶漬け専門店にIN。

看板メニューの船主丼も美味しそうだったけど、ここは地魚漬丼をチョイス。

しかしこれ、税込1,518円にしてはめちゃくちゃ美味い。
丼で食べて出汁をかけて茶漬けにしてWで楽しめるし、無料で飲める味噌汁も最高だったので大満足だった。

その後はすぐそばにある戦艦三笠の見学へ。

東郷平八郎サイクルスタンドがイカしていたので、思わず三笠の中も見学してみることに。

中には昭和レトロな雰囲気の、模型の動きで日本海海戦が再現される展示があったり、

一方でゲームで再現する平成チックな展示もあって結構楽しめた。

にしても、100年前の戦勝をいつまでも語り継いでいるというのもちょっと面白い。

そんな感じで横須賀をエンジョイしてここから鉄道輪行

のつもりで写真を撮っていたら、横須賀駅はJRだから羽田に行くのは不便だということがわかって慌てて汐入駅に向かうなどした。
北海道民なのでJR以外の電車が走っていることに慣れない。

京急に乗ったら乗ったで快速に乗り換えないと結構時間がかかることがわかって慌てて金沢文庫駅で降りたりした。
個人的には金沢文子の方がよく知っているので微妙な気持ちになったw

羽田空港に着いて自転車を預けたあとは、新宿アカシアで夕飯を。

ここのロールキャベツめちゃくちゃ美味しい!
いままで何度も羽田空港使っているのに、全然知らなかったのが惜しいくらい。
値段も安いし気になるメニューもたくさんあるので、次もまたここで食べようと思う。


そんな感じで無事に寒い寒い北海道へ帰還。
夜の関東も寒かったけど、本場の寒さは格が違う。
こんな季節でもロードバイクで走れるなんて、飛行機輪行はやっぱりいいなあ。
またANAがセールをしてくれたら、来年の冬も本州に遠征しようかなあ。

BRM204追い風400【後半戦】

豚汁を食べた後は再び1号線に戻る、のだけど、このあたりは道が分かりにくくてときどきミスコースしては後ろの人から注意されるなどしながら進むことになった。
eTrexに入れたコースを500ポイントまで減らしてしまったので精度が悪すぎただけなのだが)
特にポカンとなったのが1号線を右折するところで、信号も横断歩道もないところを前の人は華麗に右折していったのを見送っていたら後ろから「地下道ですよ」と声をかけられて我に返ったりした。

ルートが手で引かれているところは注意して見ないとあぶないね。

そこから静岡市内は、まんしょさんと二人で進むことになった。
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追い風が気持ちいいのでガンガンに飛ばして引っ張っていったけど、途中で道を盛大に間違えたのでそこから先はまんしょさんに引いてもらうことになったのはご愛嬌w

途中で
「今日は興津に泊まりですか?」
と聞かれて
「前にウナギ600で通った時は見るだけだったので、泊まってみたいんですよね~」
と答えたけれど、実は微妙に迷っていた。

というのも、追い風のおかげで予定よりも1時間以上も貯金ができているし、まだ疲れも寒さも大丈夫だったので、(まだ先に進んでもいいかな)という気持ちも50%くらいあった。
沼津あたりまで進めば快活CLUBもあるし、一番冷え込む深夜3時とか4時に日の出まで休むのが効率的だったかもしれない。

しかしお風呂の誘惑には勝てず、駿河健康ランドに入ることに。
www.kur-hotel.co.jp

そこでちょうど出発するTonnyさんとお会いして、お菓子のおすそ分けをいただいたりもした。
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彼はお風呂に入らずここでトイレだけ借り、まさに前述の作戦で厳寒期を乗り切ったらしいのでクレバーだった。

0時から休んだ自分はクレバーではなかったかもしれないけれど、お風呂はもうとにかく筆舌に尽くしがたいほどに最高だったので優勝でいいと思う。
露天風呂の壺湯でまんしょさんと話もできたし、ジェットバスで体をほぐして細かい泡のミルク風呂で毛穴の汚れを落として全身ぴかぴかになって、とにかく楽しい。

午前3時から料金が上がるのでそれまでに出ようと思ってノンアルコールビール片手に館内をウロウロしていたら、なんと、4階と8階に洗濯乾燥機があるのを見つけてしまった。
館内着があるんだから洗えるじゃん! と、3時を回ってしまうのを覚悟でジャージを洗ってしまうことにした。

そんなこんなでさっぱり着替えてリスタートしたのが3時半くらい。
ここまで稼いだ貯金を放出して、それでもまだ予定通りの出発時間だったので余裕がある。
次来るときは絶対、先に洗濯をしておこうと心に決めた。


しかし外に出てみると、予想通りにめちゃくちゃ寒い。
ハンドルバーと冬用SPDシューズのおかげで手足は寒くないけれど、それ以外の部分がとにかく寒い。
1時間半ほど走って耐えられなくなったのでローソンで、うちカフェのコーヒーを飲みつつペットボトルのコーヒーを買って腹に仕込むなどした。

それでも夜明け前の街は寒すぎて、目に入ってくる看板が全てコンビニのものに見えるようになってきたので30分も走らないうちにミニストップに駆け込んでトルティーヤとコーヒーで時間をつぶしたりもした。

6時近くなってくるとようやく夜も白じんできて、あとは伊豆市に入ると坂を上ったりできるのでなんとか人心地がついてきた。
平地で坂と同じような負荷で走っちゃうと、速度が上がるので寒いのよね。
夜はヒルクライムに限る。

深夜に走っていると本当に太陽のありがたみが分かる。
太陽によって生かされているのだ。


そんなこんなで久しぶりのPC3、セブンイレブン伊東中伊豆入口店に到着。

こまごま食べていたのでそれほどおなかも減っておらず、おにぎり2個とドリンク補給のみでリスタート。
もう残りは100㎞切っているのでゆるポタモードである。

中通り過ぎた熱海ではすでに桜が満開でびっくり。

あとでTwitterに写真を上げたらこれが早咲きで有名な河津桜らしい。

それはそれとして、ここから先は不当なぐらいやたらと山道を通らされて参った。
やはり最後くらいはヒルクライムさせてやらなければという親心なのだろう。
熱海から真鶴まではひたすら登りまくる。

ようやく山を越えて、ようやく海岸線だし下りだし最高だぜヤッホー! と駆け下りた後で気が付いた。
(あれ、通過チェックはどこだ?)
通過チェックは根府川駅に設定されていた、が、全然駅らしい駅は見ていない。

半信半疑でGoogleマップに聞いてみると、ものの見事に通り過ぎていた。
下り左カーブのすぐ後に右側にあるこじんまりとした駅なので完璧に見落としてしまっていた。
なんだかんだで5kmくらいの坂道を2往復させられてしまってタイムロス。

さすがにこたえたので、ここでレッドブルを投入。

本当はここで、湘南メンチというのを食べようと思っていた。
Googleマップで見ただけだとめちゃくちゃ近いんだけど、実際行ってみると高低差があって迂回しなければいけないため、今回は断念。
その代わりに小田原で何か食ってやろうと、走りながらずっと昼食のことを考えていた。

小田原といえば練り物、おでん、惹かれないなあ。
体が冷えているから刺身というのもイマイチだし……。
そんなことを思っているうちに小田原城が見えてきたので、慌てて飛び込んだのが牛タン満月。


関連ランキング:牛タン | 小田原駅

何にも下調べしないで入ったんだけどこれがもうめちゃうま。

仙台で食べたのよりも美味しいかもしれない。
でもって全部牛タンじゃなく、半分豚肉にできてリーズナブルなのも嬉しい。
ご飯と肉のおかげでみるみる体にエナジーがみなぎってきたのを感じた。

残りの時間はもうご褒美タイム。
湘南の風を浴びながら快晴の海岸線を走るなんて、普通に楽しすぎる。

江ノ島を見たり寄り道しながらゆるゆると走って、ゴール地点のKKR逗子に到着。

敷地に入ると元気のいいお姉さんが
「ここがゴールで〜す。自転車を置いて中に入ってくださあい」
と元気に声をかけてきて、あとでわかったのだけどこの人が虫さんらしい。
いつもブログを読んでいるので声をかけておけばよかったなあ。


そんな感じで無事にゴール。
タイムは25時間半くらい。
興津でのんびりしすぎたのでタイムはそこそこになったけど、そこは覚悟の上だから仕方ない。
400km、4,000mアップだから完全平坦ブルベというわけでもないし、もうちょっとストイックに攻めて24時間以内で走り切れるといい感じかもしれない。
24時間×3=72時間で、90時間まであと18時間ほど余裕があるので、次回以降は24時間を目標に定めて挑戦しようと思う。

疲労的には大したことなくて、心配していた手の痺れもスティンガーのおかげで大丈夫だった。

ハンドルもカーボンにしていたおかげで振動もかなり吸収されていた気がする。

それよりも左手が痺れやすいのは、去年の冬に親指を脱臼したせいなんじゃないかと思った。
というのも急な下り坂でブレーキを握りっぱなしにしていると、人差し指と親指の間に全体重がかかって関節が外れそうになることに気がついたから。
これからオーバーホールに出す予定なので、いっそ左前ブレーキにしてしまったらどうかと考えている。


というわけで追い風400は完走。
次回はブルベ終了後の観光ライド(むしろこっちが本番)の模様をお送りします。