PikaCycling

Raleigh CRAとDAHON routeを買ったばかりのサイクリング初心者。ポタポタとポタリングを楽しもうと思っています。

いつかの目標、それはブルベ

Raleigh CRAに乗り始めて、とにかくひたすら長い距離を走るのが好きになった。
ラレーちゃんはクロモリフレームでSORAコンポなのでそれほど速い自転車ではないし、乗り手の自分もガチムチアスリートではないので無闇矢鱈とスピードを出すのは向いていない。
だけど疲れない程度の速度で延々と走るのは自分にもできるし、そうなるとまろやかな乗り心地のラレーちゃんの良さが光ってくる。

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そんな我々にはどうやら”ブルベ”なるイベントが合っているようだ*1
ブルベとは、フランス語で「認定」を意味する言葉で、決められたルートを制限時間内に走り切るというもの。
言ってみれば、自転車版のラリーに近い。

最短距離は200kmからで、これを13時間30分でゴールする必要がある。
ペースは時速15kmとゆっくりめだけど、その間でご飯を食べたりトイレに行ったりしなければならないので、意外と忙しい。

自分がこれまで走った松前半島一周の最長距離は140kmで、これをスタートからゴールまで休憩含め9時間半で走った。
残り60kmを4時間で走れば達成できるペースなので、そこそこ悪くない気がする。
平地の巡航速度が上がらないのが悩みどころなので、それを改善しつつ長い距離を走り続けていけば、来年の開催までには仕上がっているだろうと予想できる。


ただ、ブルベに参加するためにはロードバイク本体以外にもいろいろと必需品がある。
まず必要なのが反射ベスト。

サイクルウェアにはいろんなところに反射素材が使われているけれど、ブルベに出るためには完全に上半身を覆うようなベストの着用が義務付けられている。
これは時期が近くなったら買おう。


それと、前照灯や尾灯も複数個あったほうがいいらしい。
ブルベでよく使われているライトは、キャットアイのVolt800だ。

よく使われているには理由があって、ひとつには、高輝度のライトは低輝度(200ルーメン)で使うと長持ちし、一晩中点灯させていられるということ。
もうひとつは、Volt800は充電式だけどバッテリーを交換できるため、本体と予備バッテリーを持ち歩けば信頼性が高いということ。

ただ、Volt800は値段が10,000円オーバーとめちゃくちゃ高いのがネック。
そこで最近は18650充電池を使ったダイビング用のライトを前照灯として使うのがブームらしい。

価格は2本で3,000円未満とお求めやすいので、ちょっとお試しで買ってみようと思っている。


テールライトも地味に大事で、「点滅ではなく点灯」が義務付けられている事が多い。
いまは日中しか走らないので点滅モードで充電池を長持ちさせているけれど、ブルベのときしか使わないのだったら電池駆動のものを買っておくと良さそう。

さらに、ヘルメットに取り付けるヘッドライト&テールライトも買っておきたいところだ。

ここまでの用品はそんなに高くないからいいんだけど、問題はナビ。
地図を表示させようとすると4万円以上とかになるので、どうにも手が出ない。

200kmくらいならスマホ&外部バッテリーで良さそうな気がする。

そこらへんはまあ、実際参加してみて「ぎゃー! やっぱりガーミンを買っておけばよかった(泣)」と、痛い目にあってからでも惜しくないだろう。
今年は北海道内のブルベはすべて中止になってしまったので、とりあえず来年に向けてちょこちょこと買い揃えていくつもりだ。

*1:ブルーベースの略ではない。為念

DAHON routeで富良野サイクリング

アジアからの観光客がいないタイミングを見計らって、7月の連休で旭川富良野方面で2泊3日の旅行をしてきた。
旭岳ロープウェイに乗ったり白金青い池に行ったり、ムカワリュウの標本を見たりアイヌ文化を味わってきたりと色々楽しいことはあったのだけど、このブログで取り上げるのは当然自転車の話題。
今回は折りたたみ自転車を2台積み込んで、富良野でサイクリングをしてきたときのお話。

富良野は自転車観光に力を入れていて、観光ガイドにもたくさんのサイクリングコースが掲載されている。
www.kamifurano.jp
自分一人でCRAを抱えていくなら100kmだろうが200kmだろうが走っちゃうのだけど、今回は妻が一緒なのでわりと短めの、30km程度のコースを走ってみることにした。


車は上富良野駅の裏にある町営駐車場にデポ。
ほとんど車が止まっておらず、エアコンをかけっぱなしで寝ている人(帰ってくるときにも寝てた)ぐらいしかいないので使いやすい。

失敗したのが荷物にスマホホルダーを入れるのを忘れてきたこと。
せっかくSportsTrackerにルートを入れたのに、走行中見ることができなくて難儀した。
適当にあたりをつけて出発してみたら、いきなり丘を越えることになって大変だった。

自分のDAHON routeならまだ余裕なんだけど、ブロンプトンは車輪が16インチしか無いので坂道に極端に弱い。
そのせいで、ほとんどの坂を押して歩くことになってしまった。

おかげで最初の目的地である四季彩の丘までの10kmで妻はかなりへばってしまって、内臓がぐるぐるすると言い出した。
www.shikisainooka.jp
脱水症状かもしれないと思い、持っていた塩タブレットと塩飴を食べさせると一気に元気になった。
「前にこっそり食べたときより全然美味しく感じる」
と驚いていたので、体が塩分を求めていたのかもしれない。
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四季彩の丘はラベンダーだけでなく花満開で、ノロッコに乗ったりして風景を楽しんだ。
これほどの景色なので駐車場は常に満車の状態で、自転車だと自在に停められて便利なんだけど、にしてもこの日は暑すぎた。
富良野は全般的に平地で、日光を遮るものが一切ないので、夏の時期に走るのは(早朝でなければ)厳しいと感じた。
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それでも隣接するうどん屋でサラダうどんやらカレー南蛮うどんを食べてスタミナをつけるとだいぶ回復したので、次の目的地のかんのファームまではすいすい進むことができた。
www.kanno-farm.com
ここではメロンシェークと、ラベンダーソフトを注文。
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どちらも
「めっちゃメロンだ!」
「ラベンダーの味だ!」
と驚くくらい素材の味がパワフルで大変良かった。
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ここでは家の庭に植えるためのキャットニップの種を購入。

キャットニップはシソ科なので猫にも安心。
さらに寒い地方でも育つというので気になっていた。
ここでは畑に植えられていて実際のイメージも想像できたし、なかなか売っていない種も扱っていたので助かった。


このあとジェットコースターの路に向かったのだが。
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来てみて分かったのは、そりゃアップダウンだらけだよね、ということ。
妻のシェファードシティを積んでくれば楽勝だったのだが、ブロンプトンでは如何ともし難かった。
やっぱり輪行袋を買おう。


最後はフラワーランドかみふらの。
flower-land.co.jp
最後の最後でかなりきつい上り坂があって大変だった。
ここは欲張らずにまっすぐ帰っても良かったかもしれない。
ただ風景は良くて、ウェディングドレスを着たカップルが3組くらい写真を撮っていた。
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というわけで、富良野のベストシーズンは7月だけど、暑いしアップダウンは多いし、特にミニベロでは厳しい感じだった。
ロードバイクで巡航速度が高ければまだ涼しいかもしれないけれど、にしても熱中症との戦いになりそう。

逆にこの記事をアップしている9月中旬くらいのほうが富良野サイクリングには向いているかもね。

ロードバイクと折りたたみ自転車は両立できる

土日はだいたいロングライドに出るので、週明けは体力が回復しきっていないことが多い。
朝ライドも調子が上がらないので月曜日は平地メイン、火曜日はいつものアップダウン、そして水曜日は山地という感じで、徐々に強度を高めていくというパターンが確立してきた。
逆に金曜日にハードに走ってしまうと週末に影響が出るので、木金はこの逆パターンにして調子を整えている。
平地のときもサボっているわけじゃなくて、時速30km巡航を目標に必死に漕ぐのだけど、心肺能力は回復が早いし、体を動かすことで逆に疲労感の軽減にも繋がっている気がする。

ので、疲れていてもなるべく乗ったほうがいいのは分かっているんだけど、ついつい二度寝してしまうのが人間のサガだ。
うっかり寝坊して朝5時に起きられなかった日はDAHON routeの出番となる。

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たまにRaleigh CRAからダホンルートに乗り換えると、これはこれで結構いい自転車だと思う。
タイヤが太くて荒れた路面でも乗り心地がいいし、歩道に乗り上げるときにも余裕がある。
ロードバイクと比べると気分がだいぶおおらかになる。


通勤に使う時は折り畳み自転車の遅さが逆に良かったりもする。
短い距離でもちゃんと体を疲れさせてくれるのはむしろ助かる。
職場までの片道7kmをラレーで走ったら一瞬で着いちゃうしね。

そもそも通勤にロードバイクを使うのは難しい。
Raleigh CRAは派手すぎるし値段も高いし、駐輪場に放置しておくなんてとてもできない。
仕事中とか買い物中に、目を離しても大丈夫な気軽さは、実用的な折りたたみ自転車を買ったメリットだと思う。

あと、久々に乗るとリップシフトが便利なことが分かった。
STIレバーは便利だけど、シフトアップとダウンが別のレバーなのでいまだに混乱する。
坂道でシフトアップしてしまい、
「なんだこの激坂は!?」
と混乱してさらにギアを上げたせいで立ちごけしそうになったこともある(初心者感)。
グリップシフトだとひねるだけなので間違いようもないし、2段3段と一気に変速したいときも楽だ。


ロードバイクと併用することでDAHONrouteの良さが際立ってきた感がある。
ハレのラレーと、ケのダホンという役割分担がしっかりできているので、2台持っていても両立できてよかった。
とはいえ、たまにはDAHONの方を遠出に連れ出してやりたくなってもいいかな。

Raleigh Carlton-Aがカタログ落ち!?

ラレーの2021モデルのカタログが公開され、ラレー乗りとして注目していたんだけど、
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RALEIGH(ラレー)|2021 サイクルショップカンザキ吹田店 ロードバイク/クロスバイク/フラットバーロードの販売を行っております。 大阪/吹田/江坂 地域のプロショップです!
うちのRaleigh CRAがカタログ落ちしてるー!!!

代わりに仲間入りしたのはディスクブレーキモデルのCralton B。
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Raleigh(ラレー) Carlton-B(カールトンB) CRB CLARIS完成車 2021 | バイシクルドットコム

値段は92,000円でCRAと価格帯が近いけど、リムブレーキをディスクに変えた代わりにコンポがSORAからClarisへとグレードダウン。
タイヤは25Cから28Cにワンサイズ上がって、重量も10.8kgから11.5kgへと大幅増。
そして色はシルバーかブラックの2色展開。
うーん、これはなあ……。

個人的にはロードバイクってイメージじゃないね。
かといってグラベルロードというには軟派だし、ドロップハンドルを付けたクロスバイクみたいな感じに見える。
FUJIのBARRAD Ωの対抗馬なのかな?


CRAはエントリーロードのわりに峠を超えたり200km走ったりできる。
けど、CRBで同じことができるかと考えたら微妙だ。
重量増で輪行も厳しいし、楽しみ方の幅は確実に狭まっている。

いまは猫も杓子もディスクブレーキの時代だけど、エントリーロードにそこまでの性能が必要なのかな、と思っている。
ブレーキ性能がどれだけ上がっても、ホイールがロックしてしまえばタイヤと道路との摩擦係数で止まるしか無くなってしまうので、言われているほど大きな差は無いはずだ。
悪天候下やダウンヒルなどでの極限状態での性能差を比べても仕方がないし、レースにも出ない限りは軽量なリムブレーキのほうが使い勝手は良いだろうと思われる。
それに、どう見てもCRBはレースに出るような自転車ではないしね。


色も地味だし、もしCRAがなくてCRBだけという状況だったら買わなかったと思うなあ。
Twitterに自分の自転車の写真を上げるたびにたくさんの「いいね!」がもらえるのも、CRAの輝けるヴィンテージレッドのおかげだと思っている。
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こうなるとラレー内の選択肢としてはCRFしか無くなっちゃうかな。
だけど、CRFはロードバイクとしては良いと思うけど、色が地味なのは如何ともし難い。
ギアが2枚増えて1kg軽くて、そこにCRAもう1台分の価値があるかと考えると、あるとは思うけど悩ましい。
逆に言うと、ギアが1枚減って1kg重くなって1万円安いだけのCRBは割高に思える。

そーゆー意味では、もしかしたらCRAはコスパが良すぎたのかもしれない。
ロードバイクってこのくらいの性能で充分なんじゃない? と思わせる説得力がCRAにはある。
安いCRAばかり買われると経営的にヤバい。
CRFの差別化を図るためのCRB導入と考えるとしっくり来るかもね。

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銀も黒も地味だなあ。
高校生が通学で使うならこーゆー方がいいと思うけど、存在が地味なおっさんには多少派手な方がいい。


そんな感じでCRAがラレーの2021モデルからカタログ落ちしたのはショックだったけど、かといってCRBは全然欲しいタイプの自転車じゃなかったので安心した。
逆に新SORA搭載油圧ブレーキディスクモデルみたいな奴が出ていたら憤死してたと思う\(^o^)/


もしいまの自分がCRAが存在しない世界線にタイムスリップしたとしたとして、果たしてどのロードバイクを買うだろうか。
ただ、クロモリロードで派手目の配色と考えると、なかなか手頃な価格帯のものがないんだよね。

そうなるとPanasonicのオーダークロモリにするか、もしくはANCHORのRNC7にして、マジョーラカラーにしたかもしれない。
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RNC3 | ALL LINE UP | アンカー | ブリヂストンサイクル株式会社
このくらい派手だと写真映えして良いね。

どちらにしても納期に一ヶ月以上かかるので、ポンとその場で買えたCRAが有利なことには間違いはないのだけど。
まあ、オーダー自転車は5年か10年経って、CRAがヘタってきた頃に買うのが一番だろうな。

Raleigh CRAでニセコパノラマラインを攻めてきた

Raleigh CRAで城岱スカイラインを攻略して、
「なんだ、坂なんてたいしたことないじゃん」
と思ったロードバイク初心者がわたしである。
そうなるとさらに大きな課題にぶつかりたくなるのが人情というものだ。

そういえば、DAHON routeを買った直後にニセコファンライドイベントがあることを知った。
nisekofunride.com
本当は7月に行われるはずだったんだけど、コロナの影響で一旦は延期になり、その後中止になってしまった。
その時は「どうせ折りたたみ自転車だし」ということで67kmのイベントに申し込んでいた。

同時開催予定だったセンチュリーライドは170kmという距離に怖気づいてしまったんだけど、Raleigh CRAが手元にある今なら
「なんだ、普通に走れそうじゃね?」
という気がしてしまう(さすがに後泊するだろうけど)。

来年はそっちにエントリーしてみような~、というわけで、今回は下調べがてらニセコを走ってみることにした。

ニセコ

家からニセコまでは車で4時間近くかかるので結構めんどい。
昔スキーをやっていた頃は毎週のようにアンヌプリに行っていたけど、スキーは10時とかにつけばいいので話が違う。
サイクリングだとそれでは遅すぎる(昼間の時間に自転車に乗るのは避けたい)ので、4時には家を出なくてはならない。

ニセコは山間部で水の補給も難しかろうということで、久しぶりにバックパックの出番となった。
ツールボトルを使うと水のボトルが一本になってしまうので心もとない。
バックパックに予備のペットボトルを入れておこうという作戦だ。

この前DAHON純正のサドルバッグに替えてトピークのを買ったけれど、あれだと鍵を入れるので精一杯。

もう少し大きめのサドルバッグを買ったほうがいいかもしれないなあ。

秩父

車は「湯の里駐車公園」という、いかにも駐車してほしそうな公園の駐車場にデポすることにした。
ここから先はずっとひたすら上り坂。
ただ、びっくりするような斜度ではないので、淡々と登っていけば特に問題はない。
ここは道もきれいだし、車やバイクも通るけれど交通量は多くないので走るのは楽。
エントリーモデルでもなんでも、ロードバイクに登れない舗装路なんてないのだ。


6kmで300mほど登ったところで雪秩父に到着。
このすぐ手前に公衆トイレがあるので助かる。
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秩父は温泉がすごくいいので、通り過ぎるしかないのは少しもったいない。
しかたないのですぐ裏にある大湯沼で記念撮影だけした。
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ここから再び6kmで300mの登りとなる。

頂上へ

後半はつづら折りの山道が延々と続く。
その代わり、距離は長いけれど平坦/下りが混ざってくるのでかなり楽しい。
下りで勢いをつけて、アウターのままダンシングでどこまで行けるかの勝負!

ここまで淡々と登るばかりだったので、緩急がついてリフレッシュできて良かった。
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そんな感じで頂上に到着。
眺めは、絶景と言うほどではないかもだけど達成感はあるね。

神仙沼レストハウス

頂上には特になにもないので、少し下ったところにある神仙沼レストハウスを目指した。
その名のとおり近くには沼があってハイカーで賑わっていた。
沼までは山道を一時間くらい歩く必要があるので今回はパス。


関連ランキング:そば・うどん・麺類(その他) | 岩内町その他

神仙沼レストハウスは山の上にある割に洒落たメニューが並んでいてかなりそそられた。
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カレーも美味しそうだったなあ。

この日の昼食はもう決めていたので涙をのんで断念し、代わりにアフォガードを注文。
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ソフトクリームが濃厚で、思わず
「ほわぁ」
と声が出てしまうぐらい美味しかった。

これにエスプレッソをかけてやると奏で出す、苦味と甘みのハーモニー。
また他のメニューも食べに再訪したい。
次はここから岩内に降りて、海岸線を通って蘭越に戻ってくるパターンもアリだなあ。


アイスを食べていると次から次にオートバイク乗りの人がやってくる。
彼らを見ていると
(ふふん、おれは自分の足でここまで登ってきたんだぞ)
という謎の優越感が湧いてくる。
どうやら自分も”鼻持ちならないローディ”の仲間入りをしたようだ。

五色温泉旅館へ

神仙沼レストハウスからはいったん坂を登って、そこから一気の下り。
これが本当に楽しくて、このために生きているんだ、という感じさえする。
ヒルクライムは登りも楽しいけれど下りはもっと楽しい。
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ニセコに来たからじゃないけど、ダウンヒルはスキーと感覚が近いと思った。
前傾姿勢も似ているし、荷重で曲がるのもそっくりだ。
比較的すぐにロードバイクに慣れたのは、スキーの経験が生きたのかもしれない。

スキーと大きく違うのは転ぶとヤバいところ。
急いでもいいことはないので50km/hくらいでまったりと下ることにしている。


秩父の上の方にある分岐から道道倶知安ニセコ線を登って五色温泉に到着。
goshiki-onsen.com
野営場があって車がびっしりで、ニセコ・羊蹄ラインで一番の交通の難所かもしれない。
デカイRVがウヨウヨしているので轢かれないように注意が必要だ。

ここまでは5kmで200mくらいの登りなのでたいしたことがないんだけど、五色温泉インフォメーションの前が意外な激坂で、トイレ休憩したあとの再出発で立ちごけしそうになってしまった。


この先のニセコお花畑(あまり咲いていない)を抜けてからが本日の旅のハイライト。
細く曲がりくねった森の中を、一気に下っていくのは最高の体験だった。
風は心地よく空気は澄んでいて景色には飽きることがない。
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ただ、道は狭くて片道一車線くらいの幅しかないので気をつけたいところ。
カーブミラーを見ながら急がずまったり下ったほうが良いだろう。

倶知安市街地へ

森を抜けるとあっという間に市街地になるので、かなり戸惑ってしまった。
倶知安ほどの田舎でもニセコの山の中と比べると「都会!」と感じてしまう。

信号機にさえおどおどしながら街を抜け、尻別川を渡ってじゃがいも畑の横を通ったあたりでようやく気持ちが落ち着いた。
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やっぱり田舎はいいよね。

農家のそばや羊蹄山

このお店はかなり有名な店なので開店前に着こうと急いで来たのだが、開店10分前の10時50分にはすでに10人くらいのお客さんが待っていた。
それからも続々とやってきたので、早めに行くに越したことはないだろう。
wakimizunosato.com
札幌から車で帰るときによく寄っていたんだけど、だいぶ久しぶりなので新しいメニューが増えていた。

今回は一人旅なので納豆そばにトロロ追加と洒落込んでみた。
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妻が納豆嫌いなので、こういうときでないと心置きなく納豆を食べらないのだった。

蕎麦はもちろん美味しいので単体で食べるのが正道なんだろうけど、玄人衆納豆は大豆の味が力強くて、それに負けない田舎そばの風味とのがっぷり四つが凄まじく、そこに「まあまあまあまあ」となだれ込むトロロとの三つ巴のバトルは、食べたものにしか知り得ないロマンがあるのでオススメ。
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次回は「すごい豆腐」とのコラボ商品の方を攻めたいところだ。


庭先の湧き水スポットで、ボトルと空のペットボトルに水分補給して再スタート。

ここから羊蹄山を右手に見ながら走り始めたのだけど、運良く/運悪く昼にかけて晴れてきて気温が一気に上がってきた。
たまらず体に水をバシャバシャとかけて冷やしながら走り続ける。
スポドリじゃこういう芸当はできないから、やっぱり水はいいね。


続いて京極町にある「ふきだし公園」なる湧き水スポットを目指してひた走る、が、ここは警備員が出るほどの大混雑だったので早々に退散。
「外出自粛」の大看板が虚しい。
密を断つ、略して壇蜜のためにロードバイクで田舎道をひた走っているのに、こんなところで密集してしまっては元の木阿弥だ。


幸い次の湧き水スポットである「湧水の里」までは15kmしかないので、羊蹄山を眺めながらどんどん走った。

湧水の里は「水泥棒か!」と叫びたくなるぐらい何百リットルも持って帰る民が多いんだけど、水を汲むか豆腐を買うかしかないところだし、湯水の如くどころか怒涛の如く湧き出していて汲む場所に事欠かないので大変良い。

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水を汲んで顔を洗って生き返ったのであとは帰るためにひた走る。
本当は途中でニセコチーズ工房に寄っておみやげを買うつもりだったんだけど、かなり体力を消耗してるっぽかったので先を急いだ。

少ししか進んでないけど、ニセコの道の駅で小休止。
道の駅は密の駅かってくらい混んでいたけど、その周りにあるパラサイトサテライト的なお店にはお客さんがほぼゼロ。
こちらとしては空いている方が都合がいいので、一番奥の目立たないところにあるウタゲという店で雪いちごというスイーツを購入。
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凍らせたイチゴのスライスがカップ一杯に入っていて、底にはいちごジャム、上にはホイップクリームが乗っており、予想外に美味しかった。
疲れた体にフルーツの酸味が染み渡る〜!!!


関連ランキング:レストラン(その他) | ニセコ駅

しかしここから先の駐車場までの登りはかなりしんどかった。
必死に漕いで車にたどり着き、最後は昆布駅前の幽泉閣で〆。
www.town.rankoshi.hokkaido.jp
温泉は無色透明で、雪秩父のような凄いのを想像すると拍子抜けだけど、湿式と乾式の二種類のサウナが完備されていて良かった。
今度来る時はニセコ駅前の温泉に行ってもいいかも。

今回は走行距離90kmに対して獲得標高が1,500mあったので、なかなか走りごたえがあった。
ヒルクライムすると脳内麻薬が出て楽しいんだけど、それが切れると禁断症状で一気に疲れるからヤバい。
坂を登るのはなるべく後半にしておいたほうが良さげだ。

それにしれも、ニセコ・羊蹄は自転車天国と言っていいくらい最高の道だった。
景色は美しいし空気は美味しいし、道はきれいで交通量も少なくて言うことなし。
さらに言うとロードバイクがたくさん走っていたのが良かった。
ソロライドでもすれ違うときに会釈をするだけで、連帯感を味わえる。

それと、何より良かったのは坂が弱いと言われるクロモリロードでもこのくらいの坂なら普通に走りきれることが分かったこと。
猛スピードで1分1秒を競い合うわけじゃないのなら全然余裕。

クロモリが重いと言っても、Raleigh CRAだって一昔前の自転車に比べたら全然軽いわけだしね。
ロードバイクの進化に伴って人間が退化しているのでなければ、エントリーロードでも特に問題はないのだった。

体力も筋力も無くても、気合と根性で乗り切れるのがロードバイクという乗り物だというのが分かってきた。
激坂に負けない強い心があれば、登りきれない山など無い!!!

朝市で500円海鮮丼を食べてきた

天気が良かったので、DAHON routeで駅前まで昼ごはんを食べに出かけることにした。

市内を走る時はやっぱりダホンちゃんがいい。
ラレ子だと速すぎるし、一度乗ったらなるべく降りたくないし、目立つ子だから人目を集めすぎてしまう。
ダホンちゃんはゆっくりだから街なかのストップ&ゴーが気にならないし、背筋が伸びているから停車もしやすいし、可愛いけれど小さくて地味なのであまり目立たないし、大変よろしい。

などと考えているうちに摩周丸前に到着。
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ここで一休みするつもりだったけど、この日は真夏で日差しが厳しく、早々に退散。
北海道は東屋的な、屋根のある休憩スペースが少ない気がする。
やっぱり雪が多いからかね(積雪で壊れる)。
その分夏は日差しを避ける場所が無いのが悩みどころである。


昼ごはんは魚市場内にある食堂で食べようと思っていたんだけど、この日はあいにくの定休日(市場がやっていない日)だったので断念。
代わりに函館朝市の中にある、500円丼(税別)に挑戦してみることにした。


関連ランキング:魚介・海鮮料理 | 函館駅函館駅前駅市役所前駅(函館)

種類は五目丼(鮪の刺身など5種類)のほかに、カニ丼(カニのほぐし身)、鮭の親子丼(鮭フレーク&いくら)、ジンギスカン丼、イカ刺し丼、イカの三升漬丼の6種類。
しかしどう考えても五目丼がマストだろう。
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見た目はかなり良い。
丼は小ぶりだけど、むしろこのくらいでちょうどいい。
刺身はどれも薄いけれど、海鮮丼を食べたという満足度はかなり高かった。
赤だしの味噌汁が美味かったのは儲けもの。
なんというか、これより高い丼ものを食べるモチベーションを失わせるくらいの完成度がある。
周りを見ても500円丼を頼んでいる人が多く、それをメインに単品のイカ焼きやらビールを注文しているパターンが散見された。

三升漬丼はかなり気になるし、ジンギスカン丼も食べてみたいのだけど、また来たらまた五目丼にしそうな予感がする。
税込み550円でこの価格なら、毎週来てもいいなあ。

サドルバッグを買い替えた

以前、DAHONrouteに純正のサドルバッグ(型落ち)を取り付けた。

pika-cycling.hateblo.jp

しかししばらく使っているうちに、致命的な欠点に気がついた。
というのもジッパーが上から下に下げるタイプなので、振動で揺られているうちに徐々に開いてきてしまうのだ。
そのせいでチェーンロックがズリズリと落ちてきて、走っている途中でこんな感じになってしまった。

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なにか変な金属音がするな、と思って振り向いたらべろーんと出ていてびっくりした。
これがホイールに絡まったりしたら大事件だと思って、速攻でオークションで売り払ってしまった。

やっぱりこれ、設計ミスで上下反対にしちゃったんじゃないのかな。

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サドルへの取り付け部分が反対なら開口部が上になるので、ずり落ちてくることもない。
ファスナーの引き手のロゴもこの向きだと裏側になっちゃうしね。

 

というわけで、代わりに購入したのが安定のトピーク。

TOPEAK(トピーク) エアロ ウェッジ パック(ストラップ マウント) M

TOPEAK(トピーク) エアロ ウェッジ パック(ストラップ マウント) M

  • 発売日: 2011/11/08
  • メディア: スポーツ用品
 

ファスナーは下から上に向かってグルッと一周するので、中のものが飛び出てくるおそれは低い。
その分、ジッパーの引手がサドルとの隙間を通るため,あまりサドルに近づけすぎるとあけられなくなるのは難点。
ストラップでぶら下がる感じになるので、車体に合わせて揺れるのは否めない。

でも、DAHON純正に比べて重いものを入れても型くずれしないのがいいし、拡張ファスナーを開くとかなり容量に余裕ができる所が良い。
さらに、後部にはテールランプを取り付けるためのストラップがあるところも便利。

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サドルバッグをつけるとシートポストにあるリフレクタが隠れてしまうので、ロングライドの際はキャットアイのラピッドミニを常時点灯させることにした。

遠出をするとトンネルを通らなければならないこともあるけれどこれで安心。
夜も走ることになったらヘルメットにもつけようと思っているけど、いまのところはまだいいかな。